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車査定に関する記事202302-42600

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記事タイトル:なぜアメ車の買取価格は安いのか?

H2:導入(150文字以下)

アメリカ車、通称アメ車は買取価格が安い部類の車です。購入価格を考えると安過ぎるのではないかといいたくなるような査定価格になることもあります。なぜアメ車の買取価格が安くなってしまうのか? その理由を紹介しましょう。

(かりんちゃん)アメ車の買取価格が安いのには、ハッキリした理由があるのですね?

(めぐみさん)もちろんです。アメ車の買取価格が安くなってしまうのは、大きく3の理由があるためです。

H2:アメ車の買取価格が安い3つの理由

さっそくアメ車の買取価格が安い理由を紹介しましょう。

H3:【理由1】そもそも日本での人気はそれほどでもないから

日本でアメ車の人気はそこまで高いとはいえないでしょう。一般的に車体が大きく燃費が悪い左ハンドルのアメ車を、好んで買う日本人は多くないのが現状です。買取価格は需要と供給のバランスによって高くもなりますし、安くもなります。

買取業者としても仕入れたアメ車をいつまでも寝かせておくわけにはいきません。少しでも購入希望者が多くなるように、早めに売れそうな販売価格を設定する必要があります。そのためには、買取価格を安くしなければなりません。

H3:【理由2】絶対数が少なく相場が形成されにくいから

人気がない点にも関係しますが、日本国内でアメ車を見かけること自体が少ないこと、アメ車の絶対数が少ないことも買取価格が安い理由のひとつです。絶対数が少なければ取引される機会も少なくなり、一般的な価格の目安である相場が形成されにくいといえます。つまり、買取業者の出した査定が高いのか安いのかを事例から判断することが難しく、安くなってしまう可能性が高くなるわけです。

H3:【理由3】車そのものに信頼性がないから

日本で売られている中古のアメ車、とくに並行輸入されている中古のアメ車は車としての信頼性に問題があるケースが少なくないといわれています。悪徳業者が売り物にならない車の見た目だけ整えて販売するといった手口があるため、査定に出しても高値がつかないケースが多くなっています。

(かりんちゃん)アメ車は人気がないだけでなく、粗悪な車が紛れ込んでいることから買取価格が安くなってしまうのですね。購入する時点で業者をしっかりと選ぶ必要がありますね。

H2:アメ車専門買取業者・一般の買取業者・車一括査定サイトのメリット・デメリット

買取価格が安いとされるアメ車ですが、査定を依頼する場合、アメ車専門買取業者と一般の買取業者、車一括査定サイトのどれを選ぶべきでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

H3:アメ車専門買取業者のメリット・デメリット

アメ車専門買取業者のメリットはズバリ、アメ車の特性にマッチした査定を受けられることです。アメ車を知り尽くした査定スタッフにより、国産車や他地域からの輸入車とは異なる、アメ車ならではの査定ポイントが評価されます。

デメリットは、アメ車専門買取業者が近くにあるという地域が少ないため、馴染みがなく業者選びに迷う点です。

H3:一般の買取業者のメリット・デメリット

アメ車の査定を一般の買取業者に依頼するメリットは、業者へアクセスしやすい点だといえるでしょう。日常の生活圏内に限っても、複数の買取業者を見かけることは珍しくないといえ、相見積もりがしやすくなっています。

ただし、アメ車の知識をもっているとは限らないため、査定額がより安くなってしまう可能性がある点が大きなデメリットです。

H3:車一括査定サイトのメリット・デメリット

車一括査定サイトでアメ車の査定を依頼するメリットは、全国の登録業者から自分のアメ車に適した業者をピックアップできる点にあります。その中から、より高い査定額の業者に売ることが可能です。

とはいえ、アメ車に特化した業者が含まれていない可能性があるため、アメ車のよさが活かされない査定結果となりかねない点がデメリットだといえます。

合計文字数:1,500文字

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記事タイトル:車を安く買うための値引き交渉のコツ

H2:導入(150文字以下)

車を買うときに少しでも安く買いたいと思うのは当然のことです。とはいえ、値引き交渉ができなければ言い値で買うしかなくなります。また、交渉ができるとしても、値引き幅や交渉のコツを知らなければ損をしかねません。

(かりんちゃん)新車を買うときは値引き交渉ができるのですよね?

(めぐみさん)もちろんです。ただし、交渉のやり方に注意が必要です。

H2:新車の値引き交渉の正しいやり方

新車の購入時には値引き交渉がつきものです。ディーラーや営業マンにしてみれば、値引きなしで買ってくれればベストでしょう。しかし、価格に悩んで商談が長引くくらいなら、値引きしてすぐに買ってもらったほうがよいと考えるケースが少なくありません。

H3:新車には値引き幅が設定されている

そもそも、新車には概ね10%前後の値引き幅が設定されているケースが多く、その範囲であれば値引きに応じてくれる可能性が高くなります。とはいえ、交渉には駆け引きが入るものです。10%の値引きを要求して、そのままスンナリと10%引きになるとは限りません。10%の値引きを勝ち取ろうと思えば、15%くらいのところから交渉を開始するとよいでしょう。

注意すべきは、駆け引きがあるからといっても、大幅な値引き要求は逆効果になる点です。20%以上の値引きを要求すると、購入の本気度や予算不足を疑われる可能性があり、商談するだけ時間の無駄だと思われてしまうおそれがあります。

H3:狙い目は大幅値引きしてでも売りたい時期

それでも大幅な値引きを狙いたい場合は、年度替わり前の3月や、ディーラーの決算期など大幅値引きセールが行われる時期に購入するとよいでしょう。車両本体価格だけでなく、オプションや諸費用など、お得になる可能性が高い時期です。

H3:その場で交渉成立しやすい決め手とは?

営業マンとしては、このくらいなら値引きしても構わないが、それで本当に買ってくれるのだろうかといった状況では、思い切った金額の提示がしにくいものです。そこで、この金額にしてくれるなら今日サインするといった交渉の仕方が決め手となります。

(かりんちゃん)値引き交渉はやり方と時期がポイントですね。

H2:中古車でも値引き交渉は可能なのか?

(かりんちゃん)中古車の値引き交渉も新車と同じでしょうか?

(めぐみさん)中古車の値引き交渉は新車とはちょっと違うため注意しましょう。

中古車でも値引き交渉自体は可能です。ただし、新車のように10%前後の値引き幅が設定されているわけではありません。中古車の販売価格は各業者が買取価格や経費、利益を考慮して独自に設定しているため、まさにケースバイケースとなります。

一般的に小規模な中古車販売店では、1台販売することで得られる利益が店全体の利益に占める割合が大きくなるため、大幅な値引きは見込めません。値引き自体に応じない店もあるくらいです。

とはいえ、中古車にも値引きしてでも売りたい時期があります。また、中古車だからこそ在庫のまま置いておきたくないという事情もあるため、「このくらいの価格なら、この場で契約したいのだけど」といったトークが有効です。

H2:営業マンが仕掛ける下取りと値引きの罠

車を買い替える際に、いま乗っている車を下取りに出すケースは多いでしょう。新しい車を購入する業者に下取りしてもらうことで、不要となる車の売却先を探す手間が省け、支払う金額が少なくなるメリットがあります。そのため、とくに疑問を感じずに下取りを選ぶユーザーも少なくないようです。

しかし、下取りに出す場合は損をしていないか注意する必要があります。営業マンは下取りと値引きを合わせることで、お得感を出そうと罠を仕掛けてくることがあるためです。たとえば、下取り額の相場が50万円だったとすると、40万円での下取りを提示しておき、値引き交渉で10万円余分に引くといったテクニックが用いられます。

こうしたテクニックが通用する要因として、ユーザー側が値引き交渉に気を取られてしまい、下取り額が妥当かどうかの判断を疎かにしてしまう背景があるといえるでしょう。実際には下取り額が相場と同じになっただけで、少しもお得にはなっていないのです。

H2:買い替えでは下取りではなく車査定サイトを利用すべき理由

金額に問題がなければ下取りでも構わないのではないかと感じるかもしれません。しかし、車の買い替えでは下取りではなく車一括査定サイトを利用すべきです。その最大の理由は、下取りには競合がない点にあります。提示された下取り金額が高いと思っても、他にもっと高く買ってくれる業者があるかもしれないのです。車一括査定サイトを利用すれば、複数の業者の中からもっとも条件のよい業者を選んで売却できるため、下取りに出すよりも高額になる可能性が大きくなります。

仮に下取りの話をするとしても、車一括査定サイトを利用して買取価格の相場を知っておけば、損のない交渉ができるでしょう。そのうえで、よりメリットのある選択をすればOKです。

(かりんちゃん)営業マンのテクニックも知ったうえで、車査定サイトを利用することが重要になりますね。

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記事タイトル:車のナンバープレートの変更方法

H2:導入(150文字以下)

自動車の引っ越しや中古車の購入時には、ナンバープレートの変更が必要になるケースがあります。いざというときに慌てないように、ナンバープレートの変更が必要なケースと、変更の基礎知識について確認しておきましょう。

(かりんちゃん)自動車のナンバープレートはずっと同じなのですか?

(めぐみさん)いいえ、そうではありません。ナンバープレートを変更しなければいけないケースがあります。

H2:自動車のナンバープレートを変更しなければいけないケース

自動車のナンバープレートは、個々の自動車を識別するために必要なものです。ただし、それぞれの自動車に不変のものではなく、状況に応じて変更の必要性が生じます。自動車のナンバープレートを変更しなければいけないケースは、自動車の「使用の本拠の位置」が、当該自動車を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所とは異なる運輸支局・自動車検査登録事務所の管轄地域に変わる場合です。

具体例として、品川区に住んでいて品川ナンバーの自動車に乗っている人が、自動車とともに武蔵野市に引っ越して、引き続きその自動車を使用する場合を考えます。武蔵野市は多摩ナンバーのエリアとなるため、ナンバープレートを変更しなければなりません。使用の本拠の位置が同じ運輸支局・自動車検査登録事務所の管轄内に変わった場合の変更登録では、ナンバープレートの変更は必要ありません。

同様に、大阪市で登録されている自動車を神戸市の自宅に住んでいる人が購入し、自宅に運んで使用する場合も神戸ナンバーに変更する必要があります。この場合には、自動車の所有権も変わるため、移転登録(俗にいう名義変更)が必要です。

運輸支局・自動車検査登録事務所の管轄エリアは細かく決められているため、間違いのないように確認します。軽自動車は軽自動車検査協会の管轄です。

H2:ナンバープレート変更に必要な書類

ナンバープレート変更に必要な書類は以下のとおりです。

・申請書(窓口またはダウンロードで入手できます)

・手数料納付書(当日入手)

・自動車税申告書(当日入手)

・理由書(ナンバープレートを返納できない場合)

・自動車検査証

・ナンバープレート

・車庫証明書

・住民票(発行日から3ヶ月以内のもの)

・委任状(代理人にナンバープレート変更の手続きを依頼する場合)

※ナンバープレートの変更そのものには住民票など必要のない書類もありますが、引っ越しなどで住所が変わるケースについて必要な書類を掲載しています。

H2:ナンバープレート変更の手順と費用

ナンバープレート変更の手順は以下のとおりです。

1.事前に準備可能な必要書類を揃える

2.ナンバープレートを変更する自動車に乗って管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所に出向く

3.事前に書いていない場合は申請書を記入する

4.手数料を納付

5. これまでのナンバープレートを取り外して返却する

6.新たな車検証の交付を受ける

7.自動車税事務所へ変更の申告を行う

8.購入した新しいナンバープレートを取り付ける

ナンバープレートの取り外しは自分で行うため、工具を用意しておく必要がある点に注意しましょう。新しいナンバープレートには封印が必要なことも含め、当該自動車が現地になければ手続きはできません。

ナンバープレートの変更手続きにかかる時間は、一般的なケースで短ければ1時間程度、長くても2時間程度です。書類の不備などがある場合や混雑している場合はさらに長くなることがあります。

次に気になるのがナンバープレート変更の費用です。

・申請手数料

・ナンバープレートの交付手数料

必要書類の準備費用や手数料は、ナンバープレートの変更のみを行う場合、移転登録、変更登録を行う場合で異なります。

ナンバープレートには従来型のペイント式のものと、文字が光る字光式のものがあり、字光式のほうが高くなっています。ナンバープレートの交付手数料は普通車の場合、ペイント式が2枚で1,500円~2,000円程度、字光式が2枚で3,000円~5,000円です。全国版・地方版図柄入りナンバープレートは8,000円前後かかります。

通常のペイント式や字光式に変更する場合、書類の準備費用を除けば数千円で可能なナンバープレートの変更手続きですが、実際の手数料は地域によって異なります。正確な金額を知るには管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所に確認するとよいでしょう。

(かりんちゃん)地域によって費用に差が出るのですね。

H2:希望のナンバーを取得する方法

自動車のナンバープレートの変更は、使用の本拠の位置が変わるときのように義務として行うケースばかりではありません。自分の希望で変更することも可能です。

その代表例が希望するナンバープレートの取得です。ここでは希望するナンバープレートの取得方法を説明します。

1.希望ナンバー予約センターで申し込む

希望ナンバー予約センターの窓口に出向いて申し込むか、インターネットの申し込みフォームから申し込みます。自宅から好きなときに画面の案内に沿って入力するだけで申し込めることから、インターネット申し込みがおすすめです。

窓口で申し込む場合は、車検証を忘れずに持参します。抽選対象ではないナンバーについては、ナンバープレートの交付手数料を支払って希望番号予約済証の交付を受ける流れです。交付手数料は普通車の場合ペイント式で4,000円台、字光式で5,000円台ほどとなっています。

インターネットで申し込む場合、入金確認後に送られてくるメールに記載の交付可能期限までに、窓口で希望番号予約済証の交付を受けます。インターネットでの支払い方法はペイジーと銀行振込、郵便振替、現金書留です。

2.人気ナンバーは抽選を待つ

7777や3333など人気が高いナンバーは希望者が多いため、原則として週に1回、月曜日の抽選制となっています。抽選の対象となる数字は地域によって異なるため、確認が必要です。当選後は抽選対象ではないナンバーと同様に予約が必要です。

3.予約済証をもってナンバープレートの変更手続きに出向く

予約済証を手に入れた後の手続きは、一般のナンバープレートの変更と同様です。管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所に出向いて変更手続きを行います。その際、予約済証を忘れないように注意しましょう。

(めぐみさん)インターネット申し込みは便利ですが、予約済証を窓口へ受け取りに行く必要がある点だけは要注意です。

H2:ナンバー変更の前に査定するメリット

ナンバー変更をする前に査定を受けるとメリットがあります。査定の結果が高ければ売却して買い替えることも可能です。売却すればナンバー変更の必要がありません。また、査定額が低くて売る気にならない場合でも、ナンバー変更の手続代行を依頼できるケースがあり、手間が省けます。

(かりんちゃん)あまり売る気がなくても査定を受けておいて損はないですね。

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記事タイトル:仮ナンバーの取得方法

H2:導入(150文字以下)

自動車は自動車検査証の交付がないと道路を走行できません。したがって、街中を走っている自動車には自動車検査証の交付を示すナンバープレートが付いています。このナンバープレートには、日常使用されるものと一時的に使用できる仮ナンバーがある点に注意が必要です。仮ナンバーとは何か、取得方法や費用なども含めて解説します。

(かりんちゃん)自動車は仮ナンバーがあれば目的に関係なく乗れるのですか?

(めぐみさん)いいえ、仮ナンバーは用途が限定されています。

H2:仮ナンバーとは

仮ナンバーとは、本来のナンバープレートがない自動車を走らせるときに使用するナンバーでありナンバープレートのことです。仮ナンバーの正式名称は「自動車臨時運行許可」で、あくまでも臨時に当該自動車を走らせる許可に過ぎません。

それでは、臨時の運行とは具体的にどのようなケースなのかを確認しておきましょう。

・車検が切れてしまった自動車の車検を受けるための整備などを目的として回送運転を行うとき

・自動車登録がない自動車の新規登録や検査などの目的で回送運転を行うとき

・その他にとくに必要がある場合(ナンバープレートが盗まれたために再交付を受ける目的で回送運転を行うとき、販売業者が販売のために回送運転を行うときなど)

H2:仮ナンバーの注意点

仮ナンバーの使用にあたって注意すべき点を紹介します。

H3:目的外の使用は認められない

仮ナンバーは本来なくてはならないナンバープレートがない自動車を例外的に走らせるためのものです。したがって、車検やそのための整備、修理、盗まれたナンバーの再交付といった直接的な目的以外の使用は認められません。車検に出す目的であっても、別の用事で寄り道をするといったことはダメです。

H3:仮ナンバーが使えるのは5日間だけ

車検切れになってしまった自動車の車検のために仮ナンバーを使用するというケースは珍しくありません。ただし、交付された仮ナンバーの有効期間はそれぞれのケースに応じた必要最小限度に限られており、最長でも5日です。したがって、車検を受ける予定をしっかりと組んで、有効期間内に手続きを終えるようにしなければなりません。

H3:使用はそのとき1回だけに限られる

仮ナンバーの有効期間は最長5日となっていますが、初日であっても1回使用した時点で有効ではなくなる点に注意が必要です。たとえば、車検を受ける目的で5日間有効の仮ナンバーを受けたとしましょう。2日目に車検に出したところ落ちてしまい、改めて5日目に車検を受けることになった場合でも、2日目に1回使用しているため改めて仮ナンバーを受ける必要があります。

H3:運行経路を明確にする

仮ナンバーを使って運行する経路(出発地と経由地、目的地)が明確でなければ仮ナンバーは交付されません。使用目的だけでなく、どこからどこまで、どこを通って運行するのかをキチンと計画したうえで申請する必要があります。

H3:仮ナンバーは返納しなければならない

仮ナンバーは有効期間が終われば何もなかったこにとなるわけではありません。期間の満了後5日以内に返納することが法定されています。返納しない場合は道路運送車両法が定める罰則を受ける可能性があるため十分に注意しましょう。

(かりんちゃん)仮ナンバーの使用には厳しい制限があるのですね。

H2:仮ナンバーの取得方法と費用

最後に仮ナンバーの取得方法と費用について確認しておきましょう。

H3:仮ナンバーの取得方法

仮ナンバーの申請は通常、市区町村の窓口で行います。このとき注意すべきなのは、申請する市区町村の選択です。当該自動車の使用の本拠の位置などに関係なく、臨時運行を行う市区町村で申請する必要があります。出発地、目的地または経由地とならない市区町村では申請できません。

申請には以下の書類が必要です。

・申請書

・自賠責保険証の原本(有効期限内のもの)

・本人確認書類

・当該自動車の確認書類(自動車検査証、軽自動車検査証返納証明書など)

H3:仮ナンバーの取得にかかる費用

仮ナンバーを取得するための手数料は1車両につき750円です。

(かりんちゃん)手数料が地域によって違わない点はわかりやすいですね。

合計文字数:1,700文字

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記事タイトル:車査定の前に洗車した方が良いって本当?

H2:導入(150文字以下)

車を査定に出すときは、少しでも高い評価になるように願うものです。とはいえ、自分で出来ることは多くありません。そこで注目されるのが査定前の洗車です。汚れた車よりキレイな車の方が見た目の印象がよい点は間違いないですが、実際の査定にはどう影響するのでしょうか。確認していきましょう。

(かりんちゃん)汚れている車は安っぽく見えますよね?

(めぐみさん)そのとおりですね。ただし、洗車すべきかどうかは別の話になります。

H2:査定前に洗車した方がいいのか?

査定前に洗車すべきかどうかについては、いろいろな考え方があります。査定額との関係でいえば、原則的にはどちらでも同じだといえるでしょう。

H3:洗車の有無は査定で評価ポイントにならない

そもそも車の買取業者が査定を行うにあたり、洗車しているかどうかを査定ポイントにしているケースはほぼないといえるでしょう。洗車したときはキレイになり、時間が経てば汚れてくるというのは自然なことであり、洗車が評価されることはないということです。

車の査定は業者ごとに異なる部分があるものの、基本的な部分では大きな違いがありません。その理由は、一般財団法人日本自動車査定協会の中古自動車査定制度に準拠した査定を行っている業者が多いことです。

(車の査定でチェックされる主要ポイント)

・年式

・走行距離

・車検の残月数

・エンジンや足回り、電装品など走行その他の機能面

・タイヤのスリップサイン

・事故、修復歴

・内外装の傷や破損、劣化や変色、臭い

同じ汚れでも内装の汚れは問題となる可能性がありますが、洗車で落ちるような外装の汚れは関係ないといえます。

上記の各項目をベースにして、それぞれの買取業者が設定する整備や人件費などの経費、粗利益などを総合的に判断して決まるのが査定額です。

H3:中古車は販売前に洗車される

そもそも査定前に洗車されていたからといって、買い取られた車がそのままの状態で次のユーザーに売り渡されるわけではありません。ほとんどの車は、販売前にキレイに洗車されます。

「こんなにピカピカに洗車したのに査定額が低かった」とガッカリする人もいるようですが、査定前に洗車していたからといって、業者の洗車が不要になるわけではないため仕方のないことです。査定前の洗車にかかった費用分の上乗せも期待できません。

H2:査定前に洗車するメリットとデメリット

査定額に影響がないのであれば、洗車するだけ費用と時間の無駄になるところです。しかし、実は査定前の洗車にはメリットもあります。ここでは主なメリットとデメリットを確認しておきましょう。

H3:査定前に洗車するメリット

査定前に洗車するメリットはズバリ、査定人の印象をよくすることです。

当たり前のことですが、将来的にはともかく、現状において車の査定は人間が行います。査定する側に気持ちになって考えてみたとき、汚れが酷い車とキレイな車ではどちらに好印象を抱くかはハッキリするでしょう。キレイに洗車されている車を前にすれば、大事に乗られた車だ、車を大事にするオーナーなら他の部分の状態もよいだろうと好印象を持ってもらえる可能性が高くなります。

一方で、汚れた車を査定に出した場合、内心では「こんな状態で査定に出すということは、車を大事にしていないのだろう」と思われる可能性があります。第一印象で躓いてしまったり、汚れのために査定ポイントが見えにくいといった状態だったりすれば、より厳しい目でチェックされることになりかねません。

プラスポイントになることはなくても、マイナスを防ぐことで結果的にプラスになる可能性を考えれば、査定前の洗車も悪くはないでしょう。

H3:査定前に洗車するデメリット

査定前の洗車のデメリットの第一は、費用と手間をかけて行うほどの効果が期待できない点です。ただし、この点はメリットで示した事情との兼ね合いがあり、必ずしもデメリットになるわけではありません。

問題となるのは、洗車することでマイナス面がハッキリと見えてしまうケースです。たとえば、軽い汚れの下に隠れていた傷が表に出てきてしまうと査定額が下がってしまうおそれがあります。

とはいえ、査定人からすれば、汚れの下に傷がないと断定できないことから、傷があるかもしれない前提で評価するかもしれません。したがって、洗車してすべてを見せるか、汚れたままで見せないかは個人の判断になります。

もうひとつ、忘れてならないデメリットが洗車時の傷です。洗車時に傷がつくことは、それほど珍しくないとされています。とくに自ら手作業で行う場合は要注意です。

H2:査定前に注意すべきポイント

査定前に注意すべきポイントは、洗車よりも査定項目に上がっている部分の状態をよくすることです。

洗えば落ちる汚れよりも気にしたいのが臭いで、タバコやペットなどの臭いがあるなら、換気したり消臭剤を使用したりして対策しましょう。もちろん、室内の清掃が重要であることはいうまでもありません。

最後に、査定額を上げるために修理を考える人もいますが、まとまった費用が発生するレベルの修理は考えものです。査定の減額幅よりも修理代金のほうが高くなるケースがあります。

(かりんちゃん)査定前の洗車だけでも考えることがいっぱいあるのですね。

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記事タイトル:転勤の際、車はどうする?おすすめの売却方法を解説

H2:導入(150文字以下)

転勤や単身赴任で遠方へ引っ越すことになったとき、車をどうするかは悩ましい課題です。車も一緒に引っ越すのか、思い切って売却するのか、そのまま保管しておくのか、選択肢それぞれについて、おすすめの売却方法について解説します。

(かりんちゃん)車は高価な財産ですから、転勤の際にどうするかは重大問題ですね。

(めぐみさん)そのとおりですね。後悔しない選択を心掛ける必要があります。

H2:単身赴任や転勤の際、車はどうする?

転勤で自宅から通勤できなくなり転居する場合や、家族を自宅に残して単身赴任する場合、車をどうするか。その選択肢はその後のライフスタイルによって異なります。

H3:【選択肢1】車を転勤先に持っていく

まず考えなければならない点は以下のとおりです。

・転勤先で車が必要か

・必要な場合は新しく車を購入するのか社用車など他の手段を利用するのか

転勤先にもよりますが、東京の都心部のように公共交通機関が発達しており、車を使うよりも電車やバスのほうが都合がよい地域ばかりではありません。転勤先でも日常的に車が必要で、新しく購入することが難しく、車を借りるアテもないという状況であれば、車を転勤先に持っていく選択肢が最有力となります。

ただし、転勤先の駐車場事情によっては少しくらい不便でも持っていかない選択もあり得る点に注意が必要です。駐車場の確保が難しい場合や、都心部で駐車場代が高い場合が該当します。

単身赴任で車を自宅に残る家族と共用している場合、転勤先に持っていくなら家族用の車を用意しなければならないという、別の問題が発生する点に注意が必要です。

H3:【選択肢2】そのまま自宅に置いておく

自宅が持ち家の場合、転勤先で車が必要ない場合や、必要であっても向こうで用意できる場合、海外赴任で持っていけない場合などは自宅に置いておく選択肢があります。家族が使うために残す場合も同様です。

H3:【選択肢3】車を売却する

転勤先で使用する予定がなく、自宅に残る家族が乗るわけでもないケースの選択肢としては、車の売却が有力です。とくに駐車場を借りている場合は、乗らない車のために月極契約料を払うのは無駄が大きいといえるでしょう。

(かりんちゃん)車の価値だけでなく、保管費用なども含めて考える必要があるのですね。

H2:転勤先に車を持っていく場合の手続き方法

転勤先に車を持っていく場合の手続き方法について、物理的な車の移動も含めて解説します。

H3:車を移動させる方法

転勤先が隣県であるなど、自分で運転して移動できる場合はとくに難しいことは何もありません。自分で運べば余計な費用をかけなくて済みます。少し距離が長い場合でも、適度に休憩をとりながら安全運転を心掛けて移動すればよいでしょう。時間的な余裕があれば、単なる移動ではなくドライブを兼ねた旅行気分を味わうことも可能です。

自分で運転することが難しい場合は、業者の手を借りることになります。その方法は主に2つです。

・引っ越し業者に車の引っ越しも依頼する

・車の輸送を専門的に手掛ける陸送のサービス会社に依頼する

引っ越し業者に車の引っ越しも依頼する場合のメリットのひとつが、トータルでお得な料金になる可能性がある点です。ただし、引っ越し業者が自社で車を輸送するわけではなく、専門業者に委託している場合もあるため、料金が割高になる可能性もあります。料金的な面はともかく、車だけ他社に依頼する手間が省ける点は大きなメリットです。

陸送のサービス会社に依頼する場合、プロの技を信頼して任せることができます。知っている業者がない場合は、車を購入したディーラーに聞いてみるのも手です。ディーラーの紹介であれば作業品質の高い業者である可能性が高いといえます。その反面、料金的にはそれなりの額になるでしょう。

料金面も含めて自由度が高い業者、イレギュラーな希望を聞いてもらえる業者を探したい場合は、ネットで検索してみます。口コミも参考にすることで、有力な業者を選ぶことができるでしょう。

H3:転勤先に車を持っていく手続き

転勤先に車を持っていく場合は、以下の手続きが必要です。

・新しい自動車保管場所での車庫証明の交付を受ける

・運輸支局・自動車検査登録事務所で住所や車の使用の本拠の位置を変更する手続きを行う

このとき、車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所が変わる場合はナンバープレートも変更になります。

※転勤先に持っていく車が軽自動車の場合、手続きを行う先は軽自動車検査協会です。

H2:車を売却することをおすすめする理由

転勤で乗る必要がなくなった車の扱いとしては、売却を強くおすすめします。

もちろん、転勤先で必要な車や単身赴任で自宅に残る家族が乗る車など、使用が前提になっている場合は売却の選択肢がありません。また、短期間の転勤で、すぐに戻ってくる前提で自宅に置いておく場合も売却しなくてよいでしょう。

以下で売却をおすすめする理由を解説します。

H3:保管場所の問題

多くの場合で乗らない車を保管するメリットよりもデメリットが目立ちます。まず、保管場所が必要です。自宅敷地内の駐車場であれば月極駐車場の料金は要りません。しかし、車を売却すれば駐車場として使っていた敷地を有効活用できます。

H3:コストの問題

乗っていなくても車には税金や保険料がかかる点も考える必要があるでしょう。コストを抑えるために、一時抹消登録の手続きをとることが考えられます。しかし、そこまでして乗らない車を置いておくメリットがあるかどうかは考えものです。また、乗ろうと思ったときには手続きが必要になります。

H3:乗らない車は傷みやすい

車に限った話ではありませんが、機械や道具は使わないと劣化が加速しやすいといえます。バッテリーやタイヤなどは乗らないことによるトラブルが起こりやすいでしょう。さらに、車は何年落ちという区分けがあるように、一般的には日が経つほどに価値が下がってしまう財産です。結局は乗らないままに売ってしまうことになるのであれば、転勤の際に思い切って売却することをおすすめします。

(かりんちゃん)乗る機会が一定期間ない場合は、売却をしっかりと検討するべきですね。

合計文字数:2,500文字

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記事タイトル:引越しの際、車はどうする?おすすめの売却方法を解説

H2:導入(150文字以下)

引越しをする際、所有する車をどうするかが問題になります。自動車がなくては日常生活に支障が出るような地域への引っ越しであれば、悩むことなく車と一緒に引越しすることになるでしょう。そうでない場合は売却も視野に入ってきます。

(かりんちゃん)引越しの際には車を持っていくのが一般的なのではないでしょうか?

(めぐみさん)必ずしもそうとはいえません。引越し先に持っていかずに売却を選ぶケースも少なくないですよ。

H2:引越しの際、車はどうする?

引越しの際、家の中にある家財や道具類、生活雑貨などは断捨離をしつつ梱包し、引越し先に持っていくことになります。車も基本的には同じ考え方です。引越し先で必要かどうかで対処の仕方が変わります。

H3:【選択肢1】車を引越し先に持っていく

車を引越し先に持っていく決断をする主なケースを紹介します。

・車に愛着があり手放せない

・引越し先での生活に欠かせない足となる

・毎日必要なわけではないものの持っていかなければ必要なときに困る

・元の家に置いておくスペースがない

愛着ある車は持っていきたいものです。車に乗って移動する必要があるかどうかだけが問題ではないのかもしれません。

公共交通機関の便が悪く、どこへ行くにも車がなければ困ってしまうレベルの地域への引越しなら、考えるまでもなく持っていくしか選択肢はないでしょう。

さて、問題はここからです。毎日必要ではないものの、必要なときがあるとの理由で引越し先に持っていく場合、費用対効果を考える必要があります。車を持っていくと必要になる主な費用は以下のようなものです。

・駐車場代

・ガソリン代

・オイルやバッテリーの交換費用

・タイヤの交換費用

・車検その他の検査費用

・税金

・保険料

・故障した場合の修理費用

引越し先に持っていった車が現役で走れる期間にもよりますが、概ね上記のコストがかかってきます。たまにしか乗らないためにこれらのコストを負担するメリットがあるのかどうかを、しっかりと検討する余地がありそうです。結果的にタクシーを利用したほうがお得で便利といったケースもあります。

H3:【選択肢2】車を売却する

引越し先にもっていかず、車を売却する主なケースを見てみましょう。

・車に乗る機会がほとんどない地域や環境への引越し

・都心への引っ越しで駐車場が確保できないか高すぎて借りられない

・公共交通機関が便利なため車を持っていく必要がない

生活や仕事の本拠地、環境によっては車どころか移動がほとんど必要ないケースがあります。また、それなりの移動が必要な場合でも、電車やバスの路線、本数が多い地域であれば運転する必要性が薄れるものです。さらに、そういった地域は都心部に多く、保管場所として借りる月極駐車場代はもちろんのこと、出先で一時的に駐車するコインパーキングなどの利用料が高いというデメリットもあります。そのため、思い切って車を売却するケースが珍しくありません。

引越し先に車を持っていくわけでもなく、売却するわけでもないケースとして、実家などに車を置いておく選択肢があります。しかし、この場合でも結局は不要な車を置いておくメリットが感じられなくなり、売却することになりがちです。

(かりんちゃん)こうしてみると、引越しをきっかけに車を売却するケースが多そうですね。

H2:引越し先に車を持っていく場合の手続き方法

引越し先に車を持っていく場合の手続きには、車の保管場所の変更手続きと自動車登録の住所変更登録手続きがあります。

H3:車の保管場所の変更に伴う手続き

引越しして新しい自宅の駐車場や近隣の月極駐車場などに車の保管場所を変更したときは、自動車保管場所証明書の手続きを行います。一般に車庫証明と呼ばれているものです。申請は保管場所を管轄する警察署で行います。

(必要書類)

・自動車保管場所証明申請書2部

・保管場所標章交付申請書2部

・保管場所所在図や配置図

・保管場所の使用権原の疎明書類(自己所有の場合は自認書、他社所有の場合は使用許諾証明書や賃貸借契約書のコピーなど)

申請手数料は県により若干の違いがあります。保管場所証明申請が概ね2,200円程度、保管場所標章交付が500円程度です。

原則として、車庫証明がなければ自動車登録の変更登録ができず、新しい車検証の交付を受けられないため、車に乗ることができません。

H3:変更登録の手続き

上記の変更登録をしなかったとしても、引越し前の車検証があるため、外見上は問題なく乗れそうに見えます。しかし、引越ししたときは15日以内に変更登録を行う法律上の義務があり、違反すると罰則を科せられる可能性があるため注意が必要です。

手続きは管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所で行いますが、引越し前と運輸支局・自動車検査登録事務所の管轄が変わる場合は、ナンバープレートも変更になります。

※軽自動車の手続き先は軽自動車検査協会です。

(引越しによる変更登録の手続きに必要な書類)

・自動車検査証

・自動車検査証変更記録申請書

・手数料納付書

・住民票(発行から3ヶ月以内のもの)

・委任状(代理人に手続きを依頼する場合)

・自動車保管場所証明書(証明日から約1ヶ月以内のもの)

変更登録の手続きにかかる手数料は、自動車検査証の再交付として350円かかります。

(かりんちゃん)引越し先で手続きしないでそのまま車に乗っていると、意図しなくても違反になってしまうのですね。

H2:車を売却することをおすすめする理由

引越し先に車を持っていく場合の手続きについて解説しましたが、どうしても持っていかなければならない場合を除いて、売却がおすすめです。

H3:引越し前と引越し後では売却の手間が違う

引越し先へ車を持っていってから売却するとなった場合、前述した手続きを行ったうえでの売却手続きとなってしまいます。引越し前に売却してしまえば、車庫証明や車検証の変更手続きが不要です。また、車を引越し先へ運ぶ必要もありません。

H3:引越し後の売却にもメリットがある

車を売却してスッキリした気持ちでの引越しがおすすめではあるものの、引越し後の売却にもメリットはあります。引越し直後はさまざまな手続きや買い物などで飛び回ることが少なくありません。そんなときに、車があれば便利です。一段落ついて車が要らないとなったときに、より高く売れる業者をじっくりと探す時間がある点もメリットといえます。

(かりんちゃん)車の売却にはタイミングも重要ですね。

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<8記事目>

記事タイトル:所有権解除の方法

H2:導入(150文字以下)

自動車を現金一括で購入するケースには関係ないものの、ローンを組むことが珍しくない現代では、知っておきたいのが所有権解除の方法です。所有権解除の基礎知識について解説します。

(かりんちゃん)自動車の所有権はわかるのですが、所有権解除とはどのようなものですか?

(めぐみさん)所有権解除は自動車を手放すときなどに重要となるポイントです。

H2:所有権解除とは

自動車の所有権解除とは、クレジット会社などが持っている所有権を解除して、本人に所有権を移すことです。自動車を購入する際に組んだディーラーローンを完済したときに行うべき手続きのことで、現金一括での購入には関係ありません。

H3:所有権の留保

自動車は購入した人が持ち主となります。持ち主とは所有権を持っている人のことで、一般的に自動車検査証(車検証)に所有者として登録される人のことです。普段はあまり意識することがないかもしれませんが、ディーラーローンで購入した自動車の所有者は本人ではなく債権者であるクレジット会社や自動車ディーラーなどの名義になっています。

クレジット会社でディーラーローンを組んだ場合は、代金の立て替え払いを受けて購入する契約となっているため、完済するまで所有権の留保(本人名義にはならない)が行われる仕組みです。購入と呼んではいますが、本人が自動車の代金を支払っているわけではなく、クレジット会社が立て替え払いをしている点がポイントとなります。大枠の仕組みとしては、クレジットカードで商品を購入する場合と同じです。

したがって、立て替え払い分の返済が終わるまでは、あくまでもクレジット会社などが所有する自動車を借りている状態になっています。返済が完了してはじめて本人の財産になる仕組みです。ディーラーローンの返済が滞った場合、最終的には自動車を引き上げて返済に充当という流れになります。

H3:金融機関のローンには所有権の留保がない

自動車を購入するためにローンを利用する点では似ていますが、銀行や信用金庫など金融機関のマイカーローンを利用する場合、自動車は担保にならないため所有権の留保がありません。

金融機関のローンでは、自動車の購入資金を借りる「金銭消費貸借契約」と自動車の購入契約は切り離されています。自動車そのものは本人が借りたお金を使って現金一括で購入するため、本人が所有者となり車検証の所有者欄にも初めから本人の名前が記載されます。

(一般的なディーラーローンと金融機関マイカーローンの比較)

ディーラーローン 金融機関のマイカーローン
契約の種類 個別信用購入あっせん(クレジット契約) 金銭消費貸借契約
購入と支払い ・クレジット会社による立て替え払い購入

・本人が分割で返済

本人による一括払い購入
所有権留保 あり なし
所有権解除の必要 あり なし
特徴 個別の自動車売買契約に限る 資金使途の自由度が高い

(かりんちゃん)所有権解除をしなければ、自動車は自分の物にはならないのですね。

(めぐみさん)そのとおりです。所有権解除をし忘れると、面倒なことになりかねません。

H2:所有権解除のタイミング

(かりんちゃん)ローンを払い終わっってから所有権解除をするまでの期間に決まりはあるのですか?

(めぐみさん)いいえ、所有権解除をする期間に決まりはありません。いざというときに慌てないためには、早めにしたほうがよいでしょう。

ローンを完済した後はいつでも所有権解除が可能です。所有権解除は早ければ早い方がよいといえます。支払いが終わっているにもかかわらず、いつまでも借り物という状態では所有者としての権利が行使できないためです。とはいえ、実際は必ずしも完済後すぐに所有権解除が行われているわけではありません。主な所有権解除のタイミングを見てみましょう。

H3:ローンの完済時

ローンの完済後はいつでも所有権の解除ができるとはいえ、先延ばしにするのはよくないと考える人は、完済したタイミングで所有権解除を行います。

H3:ローンを完済した自動車の売却時

ディーラーローンで購入した自動車を売却しようとしたときに、買取業者から所有権解除が必要ですといわれるケースがあります。本人としては、とっくにローンの支払いを終わっており、スンナリ売却できるものと思っていたために慌ててしまうというケースもあるようです。

ローンを完済したからといって、自動的に所有権解除が行われるわけではありません。そのことをうっかり忘れていたため、自分が所有者だと思っていたら、クレジット会社やディーラー名義のままだったというケースはありがちです。

また、ローンを完済した時点で何か手続きが必要なことはわかっているものの、面倒だからと後回しにする人も少なくありません。ローンの返済中であろうと完済後であろうと、自動車に乗ることに問題や違いがあるわけではないため、手続きをせずに乗り続けるという選択をするわけです。

所有権解除をしていない理由がなんであれ、他人名義のままでは自動車の売却ができません。そのため、このタイミングで所有権解除を行うケースが多くなっています。

H3:ローン支払い中の自動車の売却時

ローン支払い中の自動車を売却するために所有権解除を行うケースの代表例が買い替えです。ただし、所有権解除にはローンの残債務を清算する必要があります。査定額を充当することで完済するか、充当後の不足分の資金を用意することで所有権解除が可能です。

H3:廃車するとき

自動車が不要になって配車するときも所有権解除のタイミングのひとつです。売却と同様で、他人名義の自動車を廃車する権利はないため所有権の解除が必要になります。

H2:所有権解除の方法

所有権解除の方法はそれほど難しいものではありません。必要書類と手続きの手順を解説します。

H3:所有権解除の必要書類

・完済証明書(契約終了のお知らせ)

・車検証

・所有権解除書類の交付依頼書

・自動車税納税証明書

・印鑑証明書

・委任状

・返信用の封筒と切手

※上記は一般的に必要となる主な種類です。具体的なケースでは担当者に問い合わせて準備しましょう。

H3:所有権解除の手順

所有権解除は一般的に以下の手順で行います。

・車検証上の所有者となっているクレジット会社(ケースによってはディーラー名義)を確認する

・所有者である会社に連絡して所有権を解除したい旨を伝える

・必要に応じて質問に答える

・手続きに必要な書類を確認する

・書類を集めて所有者である会社の指定住所に書留などで送る

・1週間ないし半月程度で所有権解除ができる承諾書類(印鑑証明書や委任状、譲渡証)が届く

ここまで終われば、最後に所有権を移転するための手続きを行います。

H3:所有権を移転するための登録

自動車の所有者をクレジット会社やディーラーから本人(自分)に移すためには、一般にいう車検証の名義変更が必要です。この手続きは管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所で行い、移転登録と呼びます。軽自動車の名義変更手続きを行う場所は、軽自動車検査協会の管轄事務所・支所です。

(移転登録に持参する書類・引き続きそのまま乗り続ける場合)

・前記の手順でクレジット会社またはディーラーから送られてきた書類

・印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)

・委任状(代理人に依頼する場合)

通常は自ら窓口へ出向いて手続きを行いますが、ディーラーが所有者になっているケースでは、アフターサービスの一環のような形で営業マンに依頼できる可能性があります。ダメもとで頼んでみるのもよいでしょう。

(かりんちゃん)所有権解除の移転登録に自分が出向けないときは、代理人に頼むことができるのですね。

H2:所有権解除の前に査定に出すべき理由

所有権解除はできれば早めに行ったほうがよい手続きです。ただし、状況によっては後回しがおすすめとなります。所有権解除を保留にすべき状況とは、ズバリ!査定の結果次第で売却する場合です。

査定結果が満足できるもので売却する場合、面倒な窓口での手続きを買取業者に依頼することができます。仮に査定結果が満足できるものではなく、売却しない結果となったとしても、所有権解除の手続きだけを依頼できる可能性があるため、査定に出すなら所有権解除の前にすべきです。

売る気がない場合でも、査定結果が思わぬ高額ということが考えられる点や所有権解除の手続き依頼ができる点を考えれば、所有権解除の前に査定に出すメリットは小さくないといえるでしょう。

(かりんちゃん)所有権解除だけでもタイミングや手順、査定との兼ね合いなど考えるべきことが多いのですね。

(めぐみさん)そうですね。少しでも得になるように立ち回れるとよいですね。

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<9記事目>

記事タイトル:車購入時に使える補助金と減税制度

H2:導入(150文字以下)

車を購入する際に使えるさまざまな補助金制度や減税制度があることをご存じの方も多いことでしょう。高価な車の購入だけに、少しでも負担が軽くなるのはありがたいことです。ただし、知らなければ使えないのが補助金や減税制度です。ここでは、2023年2月時点で公表されている代表的な補助金について解説します。

(かりんちゃん)車の購入時に使える補助金や減税制度は意外にあるものですね。

(めぐみさん)そうですね。ただし、申請漏れがないように注意しましょう。

H2:車購入時に使える補助金・減税制度

まずは、車購入時に使える補助金・減税制度を確認しておきましょう。

H3:CEV補助金

CEV補助金とは電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、超小型モビリティやミニカーなど、クリーンエネルギー自動車の導入を促進する補助金事業です。

令和4年度のCEV補助金は令和4年(2022年)12月15日の到着分で受付終了しました。令和5年度のCEV補助金については令和4年度補正予算事業としての実施が決まっています。申請受付は2023年3月下旬の開始予定です。正式名称を令和4年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」といいます。また、「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」事業も決まっており、目が離せません。

令和4年度補正予算事業では、令和5年(2023年)4月1日以降に新車新規登録が行われる車両については、令和4年(2022年)11月8日~令和5年(2023年)3月31日までの車両と補助条件が変わります。

令和4年度補正予算で補助対象となる車両と補助の上限額は以下のとおりです。

対象車 ベース 条件付き
電気自動車(EV) 65万円 85万円
軽電気自動車(軽EV) 45万円 55万円
プラグインハイブリッド自動車(PHEV) 45万円 55万円
燃料電池自動車(FCV) 230万円 255万円

上記のほか、超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪車も対象となっています。また、クリーンディーゼル車で4月1日以降に登録となる車は対象外となりました。対象車両ごとの補助金額については2023年3月中頃の公表予定です。

H3:エコカー減税(自動車重量税)

排出ガス性能・燃費性能のよさに応じて自動車重量税が免税または軽減される制度です。エコカー減税の適用期間は令和3年5月1日~令和5年4月30日となっています。この期間内に新車新規登録を行った車が対象となり、特例措置を1回受けられるためお得です。免税となった車は初回継続検査の際にも免税されます。

(乗用車の例)

対象となる車 特例措置の内容
電気自動車

燃料電池自動車

天然ガス自動車※

プラグインハイブリッド自動車

重量税免税
クリーンディーゼル乗用車 新車新規登録が令和4年5月1日以降の車は令和2年度燃料基準達成に限り重量税免税
ハイブリッド車を含むガソリン車・LPG車 排出ガス性能条件:平成30年排出ガス規制50%低減

燃費性能条件:令和2年度燃料基準達成が条件

令和12年度燃費基準の達成率に応じて重量税を25%減・50%減・免税

※天然ガス自動車は平成30年排出ガス規制適合の条件付きです。

エコカー減税には、乗用車のほかトラックの軽量車、トラックの中量車、バスの軽量車・中量車、バスの重量車の区分があります。

H3:自治体による補助金

国レベルでの全国的な補助金とは別に、自治体レベルの補助金制度があります。たとえば、東京都では令和4年度女性事業として、FCVを対象とした「燃料電池自動車等の導入促進事業」やEV・PHVが対象の「電気自動車等の普及促進事業」を実施中です。助成額はEVで最大75万円、PHVで最大60万円、FCVで最大135万円となっています。この助成事業は、令和5年(2023年)3月31日17:00で申請受付終了の予定です。

H3:終了した補助金

車の購入時に使える補助金や減税制度は毎年同じというわけではありません。継続して実施されていた制度でも、気が付けば終わっていたということがあります。終了している制度に期待してしまわないように注意が必要です。

たとえば、サポカー補助金があります。正式名称が安全運転サポート車普及促進事業費補助金となっているこの制度は、新車だけでなく中古車や後付け装置にも使える65歳以上の高齢者を対象としたものでした。2021年11月29日到着分ですべての受付を終了しています。

(かりんちゃん)車両価格から見れば一部かもしれませんが、60万とか100万を超えるとか、ものすごい金額ですね。

H2:補助金を利用するメリット

補助金を利用するメリットは、何といっても実質的な経済的負担が軽くなる点にあります。通常は車両価格が高額であるため、負担の軽減率としては大きくないかもしれません。しかし、何十万という単位の補助金や助成金はけっして安くない金額です。補助金がなければ車の購入で消えていたはずのお金が手元に残るのと同じことになります。これだけあればいろいろなことができるでしょう。

(かりんちゃん)60万円あれば家電一式の買い替えもできますね。

(めぐみさん)100万円超なら何ができるか考えるだけでもワクワクしますね。

H2:今の車を最高額で売却するには車一括査定サイトの利用がオススメ

補助金や減税制度を使って車の購入にかかる実質的な経済的負担を軽減することは重要ですが、同時に考えたいのが今の車を最高額で売却することです。

せっかく補助金や減税制度で40万、60万という恩恵を受けたとしても、今の車を10万、20万安く売ってしまったら、差し引きすると恩恵が減ったのと一緒になってしまいます。そこまで安くなることはないかもしれませんが、目指すは最高額での売却です。

最高額での売却が成功すれば、補助金や減税制度の分と合わせて新しい車の購入による負担がさらに減ります。しかし、より高く売却するためには複数の買取業者が出す査定額の比較が欠かせません。

そこで車一括査定サイトの利用がオススメです。車一括査定サイトなら、1回必要事項を入力するだけで、全国にある買取業者の中からマッチング度の高い複数社の査定を受けることができます。その数は多ければ10社前後です。車一括査定サイトなら、最高額での売却が実現する可能性が高いといえます。

(かりんちゃん)車一括査定サイトの利用を忘れないようにしたいですね。

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<10記事目>

記事タイトル:ハイブリッド車のメリットとデメリット

H2:導入(150文字以下)

ガソリンエンジン車と電気自動車の「よいとこどり」といわれるのがハイブリッド車です。ただし、ハイブリッド車といっても駆動によって3種類に分かれます。3種類の概要とハイブリッド車のメリット・デメリットを確認しましょう。

(かりんちゃん)ハイブリッド車はガソリンと電気の両方を使う自動車のことですか?

(めぐみさん)大まかにいえばそうですね。ただし、ガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせ方による違いがあります。

H2:ハイブリッド車とは?

ガソリンエンジンと電気モーターなど複数の動力源を搭載する自動車を一般にハイブリッド車と呼んでいます。ガソリンエンジン車と電気自動車の中間的な存在として知られているハイブリッド車は、それぞれの動力源を効率よく組み合わせて使用する点が大きな特徴です。ハイブリッド車の代名詞ともいえるのがトヨタのプリウスで、街中で見かける機会も多いでしょう。

ハイブリッド車にはシリーズ方式とパラレル方式、この2つの複合方式であるスプリット方式と、全部で3つの種類があります。

H3:シリーズ方式

シリーズ方式のハイブリッド車は、ガソリンエンジンは発電のために用いられ、その電力を使って電気モーターが駆動して走行する仕組みです。

H3:パラレル方式

パラレル方式のハイブリッド車では、シリーズ方式とは逆にガソリンエンジン駆動による走行がメインです。電気モーターは高負荷となる加速時などに、ガソリンエンジンをアシストする役割を担っています。

H3:スプリット方式

スプリット方式のハイブリッド車は、状況に応じてガソリンエンジンと電気モーターを使い分けるタイプです。単にシリーズ・パラレル方式とも呼ばれています。

(かりんちゃん)方式の違いによって、ガソリンエンジン車寄りか電気自動車寄りかという見方ができそうですね。

H2:ハイブリッド車のメリット

ハイブリッド車は複数の動力源を搭載する自動車ですが、実際に使われている動力源は事実上ガソリンエンジンと電気モーターの2種類です。ガソリンエンジン車と電気自動車の中間的な存在がハイブリッド車だといわれているように、ガソリンを電気に置き換える部分のメリットが強調されているといってよいでしょう。つまり、燃費の向上です。ガソリンエンジン車と比較して燃料代を3割以上節減できるともいわれています。

また、ガソリンの使用が少ないことによる環境にやさしい点や、電気モーター駆動時の静音性も代表的なメリットです。さらに、ハイブリッド車には自動車税や自動車重量税が免除や軽減される優遇税制の適用もあります。

(かりんちゃん)燃費のよさや走行時の静かさだけでなく、税金の優遇まであるならハイブリッド車を検討したいですね。

H2:ハイブリッド車のデメリット

メリットに目が向きがちなハイブリッド車ですが、デメリットも存在します。ハイブリッド車で最大のデメリットといわれているのが車両価格の高さです。電気自動車と比べれば安いものの、数多く走っているガソリンエンジン車からの買い替えを考えると高いといわざるを得ません。

日常的に長距離を走行するばら燃費のよさで車両価格の高さをカバーすることもできますが、あまり乗らない場合はトータルで割高という結果になる可能性が高いでしょう。とくに、外部充電が可能なプラグインハイブリッドと呼ばれるハイブリッド車は高価です。ハイブリッド車の燃費のよさがお得かどうかは、車両価格も含めて考える必要があります。

ハイブリッド車のもうひとつのデメリットが、バッテリー搭載スペースを確保するために感じる室内の狭さです。

(かりんちゃん)ハイブリッド車の燃費のよさはコスト面の優位性で考えるよりも、エコな車である点を重視したほうがよいかもしれませんね。

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<11記事目>

記事タイトル:車を手放すといくら節約になるの?

H2:導入(150文字以下)

車は安くない維持費がかかることで知られています。ガソリン代や駐車場代、車検代や定期点検の費用、修理代のほかに自動車保険料や税金も必要です。そのため、あまり乗らないなら手放したほうがよいともいわれます。車を手放すことでできる節約について考えてみましょう。

(かりんちゃん)車にかかる費用を安くできればいいですね。

(めぐみさん)費用を安く収めることも大事ですが、その車が手放せるのであれば節約効果は最大になりますね。

H2:車にかかる費用は生涯で約4000万円

車にかかる費用といっても、車両本体を購入するとき以外はランニングコストがメインとなるため、総額を意識することはあまりないかもしれません。コンパクトカークラスの車にかかる費用は生涯で約4000万円になります。車の維持に必要となる主な費用は以下のとおりです。

・車検代

・定期点検費用

・自動車税

・自動車重量税

・自賠責保険料

・任意保険料

・駐車場代

・オイルや部品、タイヤ交換費用

・燃料費

すべてのケースで生涯の負担額が約4000万円にもなるわけではないものの、目安としては現実的な数字だといえるでしょう。コンパクトカーの場合、1年あたりの車検代から自賠責保険料までの合計の目安は14万円程度です。駐車場代以下の費用はケースバイケースで大きく変わります。

・ケース1…月極駐車場代が6,000円の地方で走行距離が少なめ

・ケース2…月極駐車場代が15,000円の都市部で走行距離が多め

ケース1 ケース2
車検代~自賠責保険料 140,000円 140,000円
任意保険料 70,000円 90,000円
駐車場代 72,000円 180,000円
オイルや部品等の交換費用 20,000円 35,000円
小計 302,000円 445,000円

燃料費を除いた費用の例を2つ示しましたが、駐車場代の差が大きいといえます。任意保険料は等級や保障内容にもよりますが、あくまでも一般例です。

5,000km 10,000km
燃料費(12km/L)162円 67,500円 135,000円
合計 369,500円 580,000円

両ケースの走行距離を5,000kmと10,000kmとした場合の燃料費を加算した結果です。

この計算ではガソリン代をリッター当たり162円(2023年3月の水準)とし、燃費はリッター当たり12kmで計算しています。

ケース1で20歳~70歳まで50年間にわたり車を維持した場合、1,847万5,000円です。ここに車両価格を加えてみましょう。1台200万円と仮定して、50年間に8台乗れば1,600万円です。トータルで3,447万5,000円となります。

ケース2では維持費が2,900万円で、車両価格を加えると4,500万円です。2つのケースの平均が約4,000万円となります。

購入する車の車種やグレードによっても費用は大きく変わり、高級車やミニバンなら車両本体価格が上がり、軽自動車なら一般的に下がるでしょう。いずれにしても1,000万円単位の負担であることは変わりません。

(かりんちゃん)車にかかる費用を生涯で見ると凄い金額になりますね。

(めぐみさん)そうですね。大手企業の退職金よりも大きくなるケースが少なくないですね。

H2:都会では車は資産ではなく負債である理由

地方では車がないと生活できないため、高齢者の運転免許返納が進まないといった話があります。地方では車は資産であると同時に生活必需品という位置付けです。一方、都会では車が生活必需品となっているケースは地方ほど多くはないといえます。さらに、資産どころか負債とさえいえる状況です。

H3:公共交通機関の充実と道路事情

東京23区や大阪市などはJRや私鉄、地下鉄が縦横に走っています。本数も多く駅での待ち時間は長くありません。また、バス路線も多く、鉄道の空白エリアをカバーしています。一方、物流や商用車が多数走っている道路は混雑することが珍しくないため、日常的な移動には車よりも公共交通機関のほうが適しているのが実情です。

必然的に車を利用する機会は少なくなり、たまにしか乗らない車を維持するために、前述のさまざまな費用を負担するメリットがあるのかが疑問になってしまうことも珍しくありません。車が必要なときを考えても、レンタカーやタクシーを利用するほうが結果的に安いケースも少なくないでしょう。

H3:高額な駐車場代

車の維持費で大きいのが駐車場代です。地方であれば数千円で借りられる月極駐車場ですが、東京都心では数万円というケースもあります。仮に月に3回しか乗らない車の駐車場代が3万円とすると、1回乗るための保管コストとして1万円を負担している状況です。

また、車で出かけたときの駐車場代も地方に比べて高いため、車は金食い虫だとの言葉も聞かれます。高くても駐車場があればよいですが、なかなか見つからないということもあり、金額以外のコストもかかるのが都会の車です。

H3:車の価値は年々下がる

一般的に車は時間の経過とともに価値が下がります。レアで価値の高い車は別にして、普通に乗るための車の場合、あまり乗らなくても持っておけば資産としての価値があるいうわけではない点に注意が必要です。また、車は走らないと傷みが早いともいわれており、日常的なメンテナンスや洗車の費用に加え、傷んでしまうと修理費用がかかります。このように、都会では車は資産ではなく負債になってしまう可能性が高い存在です。

(かりんちゃん)高価な車を買っても資産どころか負債になってしまうなんて、悲しいですね。

(めぐみさん)そうですね。買う前によく考える必要がありそうです。

H2:節約のためにも不要な車は早めに売却しよう

ミニバンやコンパクトカー、軽自動車といった車のタイプや乗る頻度、走行距離によって必要な費用に違いはあるものの、一般的に年間の維持費が20~50万円かかるのが車です。前述の2つのケースでは30~44万円でした。車を手放してしまえば、この金額が節約できます。車を持たないことにすれば、車両本体やオプションにかかる費用も不要です。

不要な車にこれだけの費用をかけるのは得策とはいえないでしょう。節約のためにも早めに売却したほうがよいといえます。また、車を手放したために必要になる電車賃が1往復1000円だとしても、年に200回乗ってやっと20万円です。

前述したように、車は年々価値が下がるため、売却が遅くなると査定額が下がってしまう点にも注意が必要です。

(かりんちゃん)車にかかる維持費の節約だけでなく、買取査定額を高く保つためにも不要な車は早めに査定に出して売却すべきですね。

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<12記事目>

記事タイトル:車の個人売買はやめた方が良い理由

H2:導入(150文字以下)

車を売るときと買うときには、中古車販売店や買取業者を利用する以外に、個人間で売買を行う方法があります。個人売買は友人・知人間だけでなく見知らぬ人同士でも行われていますが、できればやめた方が良いといえる取引形態です。

(かりんちゃん)車の個人売買は業者を通さない分、早くてお得なのですか?

(めぐみさん)そうとはいえないのが個人売買の難しいところです。

H2:個人売買で必要な書類

まず、個人売買で必要となる書類について解説します。

H3:売る側の必要書類

個人売買で車を売る側が用意するべき必要書類は以下のとおりです。

必要書類 備考
自動車検査証 車に備え付けて保管している車検証

運輸支局・自動車検査登録事務所(軽自動車は軽自動車検査協会)が発行

自賠責保険証明書 保険会社が発行
自動車納税証明書 都道府県(自動車税事務所)が発行

軽自動車は市区町村が軽自動車税納税証明書を発行

印鑑登録証明書 実印を確認するもの

市区町村が発行

自動車リサイクル券 リサイクル料金の支払いを証明するもの
譲渡証明書・委任状 普通車に必要

書類を紛失している場合は、それぞれの発行元に依頼して再発行を受けることになります。自動車リサイクル券は再発行ができません。公益財団法人自動車リサイクル促進センターシステムホームページの「自動車リサイクル料金の預託状況」が証明になります。

H3:買う側の必要書類

車を買う側が用意する必要書類は以下のとおりです。

必要書類 備考
自動車保管場所証明書 車庫証明と呼ばれているもので所轄の警察署で交付
印鑑登録証明書 実印を確認するもの

市区町村が発行

売る側と買う側がそれぞれ用意する書類とは別の書類として売買契約書があります。個人売買も業者との売買と同様に売買契約です。とはいえ、個人間の取引ということで契約書を交わさないケースも珍しくありません。しかし、売買条件を明確にする意味でも売買契約書を交わすことが重要です。

(かりんちゃん)必要書類に特殊なものはないのですね。

(めぐみさん)そのとおりです。どの書類も決まった形のものを用意するだけOKです。

H2:個人売買のメリットとデメリット

業者を使わない個人売買が選ばれるのは、それだけのメリットがあるためです。ただし、デメリットもあります。個人売買における代表的なメリットとデメリットを確認しておきましょう。

H3:個人売買のメリット

・車を高く売れる

個人売買では車を売りたい人が買いたい人と直接やりとりします。売り手と買い手の間に業者が介在しないため、業者の取り分というものが発生しません。したがって、売る側から見れば結果的に高く売れる可能性が高まります。

たとえば、買う側の予算が100万円の場合、個人売買であれば売る側の手元に入る金額はそのまま100万円です。一方、買取業者に売却する場合、業者の販売価格が同じ100万円であれば、売る側の手元に入る金額は70~90万円などと少なくなってしまいます。買取業者の販売価格は買取価格に利益や経費を乗せたものだからです。

・車を安く買える

立場が変われば全く逆で、買う側から見れば、業者の取り分に相当する部分の値引きが期待できます。最終的な価格が70~90万円となっても、売り手である前のユーザーにとっては買取業者に売るのと同じであり、損をするわけではない点が交渉ポイントです。業者の取り分に相当する部分を全額差し引くのは無理だとしても、落としどころを探ることができます。また、個人売買では消費税がかからない点も大きなメリットです。2023年3月時点で消費税は10%となっており、100万円の車なら購入金額に10万円もの違いがあります。

・マッチングの場を選べる

個人売買では、売る側も買う側も自分の好きなマッチングの場を選べます。SNSで情報を発信したり、インターネットオークション、フリマ、個人売買サイトを利用したり、友人や知人のネットワークを活用したりと、その方法はさまざまです。

上記のメリットは、個人売買では気軽なやりとりをしやすい点や直接相手と交渉でき、融通を利かせやすい点があるからこそ生まれるものだといえます。金額だけでなく、お互いに取引きしたいと思える相手を選ぶことが可能です。

H3:個人売買のデメリット

・すべてを自分で管理しなければならない

個人売買は当事者以外に関係者がいないため、売る側も買う側も取引に関するすべてを自分で管理しなければなりません。商談相手を探すところから始まり、スケジューリング、条件交渉や現車確認、書類の準備とチェック、売買代金の清算、名義変更手続きなどやるべきことが多数です。

買取業者・中古車販売店を利用した場合、専門的なアドバイスを受けたり代行を依頼したりできることを考えれば、個人売買にかかる手間や時間はデメリットだといえます。また、相手が業者ではないため、連絡したいときにすぐに連絡がとれるとは限らない点にも注意が必要です。

・契約内容の詰めが甘くなりがち

個人売買も契約ごとに違いないため、契約書を交わすことが重要である点は前述したとおりです。しかし、契約書を交わせばそれでよいというものではなく、契約の中身が問題となります。車の売買という一生に何度もあるわけではない契約に詳しい個人はそうそういないことから、契約内容の詰めが甘くなりがちな点がデメリットです。売買後すぐに故障してしまった場合はどうするかなど、細かい部分の取り決めもおろそかにできません。契約内容が甘くなるとトラブル発生のリスクが高まります。

・トラブル対応が負担になる

実際にトラブルが発生した際、信用第一で事業を行っている業者とは異なり、個人売買では感情的なやりとりになってしまうことで、対応が負担になるおそれがあります。また、車の状態が提示されていた条件と違うといったケースや、実は盗難車だったなどというケースもないわけではありません。

H2:車の個人売買はやめた方が良い理由

車の個人売買をやめた方が良い理由は、メリットとデメリットを比較してデメリットが大きいと考えられることです。

メリットとして考えられている高く売れる・安く買えるというポイントにしても、真っ向から対立する事柄であり、一方にはメリットでも他方にはデメリットとなってしまいかねません。手続きに要する手間や時間、安心感などを加味して考えれば、金額以外の部分を重視する必要性がわかります。

(かりんちゃん)表面的なメリットに惑わされて個人売買を選ぶと、思わぬ負担や損害を被る可能性がありそうですね。

合計文字数:2,500文字

<13記事目>

記事タイトル:車のオールペイント(全塗装)はいくらかかる?

H2:導入(150文字以下)

車のオールペイントはオールペンとも呼ばれており、文字通り車を全塗装することを指しています。使用する塗料や下処理、業者によってオールペイントにかかる費用が変わる点に注意が必要です。

(かりんちゃん)車のオールペイントと聞くとかなりの費用が掛かるのではないですか?

(めぐみさん)車をよみがえらせることを考えると、必ずしも高いとはいえないでしょう。

H2:車のオールペイント(全塗装)の費用

車のオールペイントをするタイミングとして多いのが、経年による塗装の劣化が気になりだしたときです。車の寿命が延びて8年9年と長く乗っていると、車の塗装にもいわゆる「くたびれた感」が出てくることは珍しいことではないといえるでしょう。もちろん、使用状況によってはもっと早い段階でオールペイントの必要性を感じることがあります。紫外線の強い場所で風雨に晒されていると劣化が進んでしまいそうです。

そこで気になるのがオールペイントにかかる費用です。

車の種類 費用の目安
軽自動車 10~15万円
コンパクトカー 15~20万円
SUVなど 20~25万円

上記はあくまでも目安であり、塗料や取り外す部品の範囲、業者によっては、これよりも安くなったり高くなったりします。また、車の状態によっては板金の費用も必要です。

(かりんちゃん)車種によって10~25万円の幅がありますが、数年に1度の負担を高いと感じるか安いと感じるかは分かれそうですね。

H2:車のオールペイント(全塗装)のメリットとデメリット

車のオールペイントを実施するかどうかは、メリットとデメリットを理解したうえで判断する必要があるといえるでしょう。

H3:車のオールペイントのメリット

・新車時の輝きがよみがえる

車をオールペイントする最大のメリットは、塗装が劣化して見た目が悪くなった車のキレイにし、新車時の輝きをよみがえらせる点です。車を買い替えなくてもおニューの気分を味わえます。

・自分好みのカラーを楽しむ

車本来のオリジナルカラーによるオールペイントとは別に、自分好みのカラーを楽しむためのオールペイントがあります。まったく違った色味にすることで、別の車に生まれ変わった感覚を楽しむことが可能です。

H3:車のオールペイントのデメリット

・査定時にマイナス要素となりかねない

車のオールペイントを実施する最大のデメリットは、査定時にマイナスポイントとなりかねない点です。薄汚れたボディの車より、オールペイントしたキレイな車のほうが高額査定を望めると思うかもしれませんが、車種やオールペイント後のカラーによっては逆効果になってしまうケースがあります。

・コストがかかる

前述したように、一般的な車のオールペイントでは10~25万円程度の費用がかかります。車の状態や希望によってはさらにコストアップが考えられますが、予算の制限で妥協してしまうと後悔することになりかねません。

(かりんちゃん)車のオールペイントはよく考えて行う必要がありますね。

合計文字数:1,000文字

<14記事目>差し替え

記事タイトル:車の売却前にカーナビとドライブレコーダーは取り外すべきか?

H2:導入(150文字以下)

車の売却前にカーナビとドライブレコーダーは取り外すべきでしょうか。この答えはケースバイケースです。カーナビとドライブレコーダーが買取の査定にどう影響するかについて知っておくと損をしない売却を目指せます。

(かりんちゃん)カーナビとドライブレコーダーが付いていると高く売れるのではありませんか?

(めぐみさん)付いているカーナビとドライブレコーダーによって違いがあります。

H2:売却前にカーナビは取り外すべきか?

どのようなカーナビであっても、付けたままで車の売却は可能です。ただし、付いているカーナビによって査定額が上がったり下がったりする可能性があります。

H3:純正品のビルトインカーナビは取り外さない

車の査定では純正品が基本となります。純正品のビルトインカーナビが付いている場合は、オプション品かどうかに関係なくそのまま査定に出すべきです。純正ビルトインカーナビが付いている前提で査定が行われる場合、取り外しているとマイナス査定になってしまいます。また、査定の前提になっていない場合なら、付いた状態で査定に出すことで価格アップを狙えるため、損をしないためには取り外さないことが重要です。

H3:後付けカーナビは取り外したほうがよいケースも

ダッシュボード上などのスペースを利用した後付けのカーナビは、本来の車の姿とは異なるため、査定額が上がる可能性は高くないといえます。それどころか、邪魔になるため買取後に撤去する業者もあるようです。この場合、撤去する手間の分だけマイナス査定になってしまうかもしれません。

取り外してしまえば、カーナビ単体でインターネットオークションに出品したり、フリマアプリで売却したりできます。付けたままで査定に出してもゼロかマイナスにしかならない可能性を考えると、取り外したほうがお得です。とはいえ、別に売却するのが面倒だと思うこともあるでしょう。その場合は、査定額をアップしてもらえるかどうかを率直に聞いてみる手があります。プラスになるかどうかは業者次第です。

(かりんちゃん)同じカーナビなのに、ビルトインか後付けかで査定結果が変わってしまう可能性が高いのですね。

H2:売却前にドライブレコーダーは取り外すべきか?

いまやドライブレコーダーは車に必須のアイテムといえます。スマホアプリの高機能化でカーナビの重要度が下がっているのとは対照的だといえるでしょう。そのため、売却前にドライブレコーダーをわざわざ取り外す必要はないといえます。査定のアップ額は一概にいえないものの、ドライブレコーダーが付いていることが評価されなかったり、マイナスになったりすることは考えられません。

とはいえ、ドライブレコーダーの評価が低いようなら取り外すことも考えるべきです。カーナビと同様で他のルートを利用すれば、高く売却できる可能性があります。

(かりんちゃん)カーナビもドライブレコーダーも、実際にどのくらいの査定になるのかを確認してから取り外すかどうかを決めるべきですね。

H2:社外パーツは査定にどのぐらい影響するのか?

社外パーツが査定に与える影響について確認しておきましょう。

H3:社外パーツは存在しないのが基本

車の査定では純正品が基本となります。社外パーツを後付けしている場合は基本を外れていることになるため、一般的には査定額が下がってしまう可能性があると考えられます。なぜ社外パーツが基本を外れる存在とされるのかといえば、購入した人の好みが色濃く反映されているためです。

純正品であれば搭載されていることが当たり前でマイナス要素がありません。しかし、社外パーツは好みに合わないと敬遠されてしまいます。これでは査定にマイナスの影響が出ても仕方ないといえるでしょう。

H3:社外パーツも別で売却できる

社外パーツを取り付けている場合は、査定額に影響しなかったとしても、取り外したほうが無難です。そのまま出してしまうと無駄になってしまいますが、別途売却することができます。

(かりんちゃん)車のパーツはできるだけ純正品で統一したほうがよいのですね。

合計文字数:1,500文字

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記事タイトル:カーリース車は売ることができる?

H2:導入(150文字以下)

カーリースは売買契約ではなくリース契約で車を使用する仕組みであり、車の所有権はリース会社にあります。そのため、カーリース車を売ることができるかと聞かれれば、答えは「そのままではノー」です。カーリース車の売却について解説します。

(かりんちゃん)毎月一定額の負担で車を使えるカーリースでも車を売る方法があるのですか?

(めぐみさん)リース中の車はそのままでは売れませんが、カーリースされた車を売る方法はあります。

H2:カーリース契約中の車を売ることはできる?

カーリース契約中の車は売ることができません。リース契約中ということは、当該車の所有権がリース会社にあるためです。一般に残存期間のリース料合計額を違約金として支払うことで、リース契約を中途解約することはできますが、所有権には影響しません。

H3:返却が前提のカーリース車

カーリース契約はリース会社が購入した車を、自分専用の車として5年や7年という長期間にわたって借りるための契約です。あくまでも借りる契約である点がポイントとなっています。支払っている料金は車の購入代金ではなくカーリース車の使用料です。

同じように毎月の支払いがある点ではリース契約はクレジット契約に似ています。しかし、クレジット契約であれば、契約期間の支払いを完了すれば自分の所有物になりますが、カーリース車は自分の所有物にならない点に注意が必要です。

つまり、通常はカーリース契約が終了した時点でカーリース車を返却しなければなりません。

万一、カーリース契約中の車を勝手に売ってしまえばリース会社の所有権を侵害する行為であり、民事の賠償責任だけでなく刑事責任を追及されるおそれがあります。

H3:自己の所有物にすれば売れる

他人の所有物を売れないのは当然のことですが、カーリース車であっても自己の所有物とすることができれば売れます。

カーリース車の所有権を得る手段は、リース会社から当該車を買取ることです。厳密にいえば買い取った時点でカーリース車ではなくなっており、あくまでもカーリース車だった車ですが、リース契約と買取が連続することから、カーリース契約中の車を売る方法と考えても差し支えはないでしょう。

ただし、リース契約の方式によっては買取ができないため、結果として売れません。

(かりんちゃん)クレジット契約と違ってリース契約では支払いが終わっても、買取らなければ車は自分の所有物にならないのですね。

(めぐみさん)そのとおりです。また、リース契約には買取りができない方式があることも覚えておきましょう。

H2:売却しやすい契約方式はオープンエンドとクローズドエンド、どっち?

カーリース契約にはオープンエンドとクローズドエンド、2つの方式があります。カーリース車を売却しやすい契約はどちらなのかを確認しておきましょう。

H3:オープンエンド方式

オープンエンド方式とは、契約期間が終了したときに残価の清算を行う契約方式のことです。残価とはリース期間が終了した時点で残存する車の価値のことで、契約時に設定します。車両価格の内、残価を除いた部分を毎月の使用料として支払う仕組みです。

オープンエンド方式のメリットは、残価を高く設定することで毎月の支払金額を低く抑えることができる点にあります。一方で、公開された残価の清算義務が生じるため、契約終了時に実際の価値が設定した残価を下回っている場合は、差額の負担をしなければならない点がデメリットです。逆に残価よりも実際の価値が高い場合は差額を受け取れます。オープンエンド方式では、差額の清算をせずに再リースをすることや、残価で買い取ることも可能です。

H3:クローズドエンド方式

クローズドエンド方式とは、残価の清算がない契約方式をいいます。オープンエンド方式とは異なり、毎月の支払いを軽くするために残価を高くするといった扱いがありません。その代わり、ユーザーは残価の清算義務を負わない点がメリットです。

残価の清算が不要ということは、リース会社にとってリスク要因となるため、残価を低く設定して毎月の支払額を大きく意識がはたらくことになります。クローズドエンド方式の契約が終了すると、カーリース車を返却してもよし、再リースしてもよしです。しかし、残価での買取りには対応していません。

H2:カーリースの車を売る際の注意点

カーリース車を売る際には注意すべきポイントがあります。

H3:買取金額よりも売却金額が低くなる可能性

前述したように、カーリース車の買取には残価の支払いが必要です。毎月のリース料を抑える目的で残価を高く設定している場合は、実際の残存価値よりも公開されている残価のほうが高い可能性が大きくなります。

たとえば、残価を50万円に設定していた場合、査定額が30万円だと20万円の赤字です。仮に想定される妥当な残価として30万円を設定していたとしても、30万円の査定額では黒字にはなりません。つまり、カーリース車を売却して利益を出すことは困難だといえます。

H3:名義変更手続きが必要

前述のとおり、リース契約中のカーリース車の所有権はリース会社にあります。つまり、車検証に記載されている所有者も基本的にリース会社となっているはずです。念のために車検証を確認しておきましょう。

リース会社が所有者となっているカーリース車を買取り売却するためには、名義変更手続きが必要になります。そのための手間や費用負担が生じる点も注意点のひとつです。

H2:カーリース契約中の車を査定に出すメリット

カーリース契約中の車を査定に出すメリットは、買取りを行って売却すべきかどうかの判断材料になる点です。残価よりも査定額が低いようでは赤字になるだけでなく、かけた手間まで無駄になってしまいます。カーリース契約中の車を査定に出すことにより、再リース、残価清算を行って返却、買取りをして売却の3つのうち、より適している選択肢を選ぶことができるでしょう。

(かりんちゃん)カーリース車を買取って売ることはできるものの、それで利益を出すことは難しいのですね。

(めぐみさん)そうですね。カーリース車の買取りは利益を狙うよりも、自分の好きな車を所有するために行うほうがよいでしょう。

合計文字数:2,500文字

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記事タイトル:車のタイヤ交換の時期と費用は?

H2:導入(150文字以下)

車のタイヤをいつ交換するかは、走行の安定と安全に重大な影響がある事柄です。望ましいタイヤ交換の時期はいつなのか、その費用はどれくらいかかるのかについて解説します。

(かりんちゃん)車のタイヤが擦り減った状態で走行するのは危険ですが、交換時期に決まりはあるのでしょうか?

(めぐみさん)スリップサインが出たときは必ず交換する必要があります。

H2:車のタイヤ交換の時期と費用について

車のタイヤ交換の時期と費用についての目安を確認しておきます。

H3:車のタイヤ交換の時期

車のタイヤにはスリップサインと呼ばれる印があります。スリップサインとは、文字通りこのサインが出たらスリップの危険性が高くなっていることを示す目印です。タイヤの側面に刻まれている三角の印(スリップサイン表示マーク)に沿って接地面を見ると、タイヤの溝の中に溝を埋めるような形状の部分があります。これがスリップサインです。

このスリップサインが溝の表面に面一になるほどタイヤが摩耗していたら、すぐにでもタイヤを交換すべきといえます。このときの溝の深さは1.6mmです。部分的であっても1.6mmを下回る深さになると、整備不良となってしまいます。つまり、溝の深さが1.6mm以上あるタイヤでなければ法的に走行できません。

スリップサインによる交換は、いわばギリギリのタイミングといえます。より安全を考慮した交換時期としては溝の深さが4.0mm以下になったときだといえるでしょう。4.0mm以下になるとタイヤの総合的な性能が低下してくるといわれています。

溝の深さに問題がない場合でも、タイヤにひび割れや傷がある場合、新品から4~5年が経過したとき、走行距離が32,000km(計算上で溝が1.6mmになる)になったときにも交換すべきです。

(かりんちゃん)タイヤの溝の深さだけでなく、全体の状態や経過年数、走行距離にも注意する必要があるのですね。

H3:車のタイヤ交換の費用

車のタイヤ交換の費用には、タイヤ自体の代金と交換する工賃があります。自分で交換する場合は工賃がかかりません。

タイヤ代は商品によって大きな差があります。1本数千円のタイヤなら4本でも2万円前後です。1万円のタイヤなら4本で4万円、2万円のタイヤなら4本で8万円にもなります。

工賃は業者によってマチマチです。1本1,000円程度の業者もあれば、1万円の業者もあります。

H2:タイヤ交換前に査定に出すメリット

タイヤ交換をする前に査定に出すメリットは、タイヤ交換費用を無駄にしない点にあります。タイヤ交換前に査定して売却することになれば、費用をかけてタイヤ交換する必要がありません。また、査定額に満足できず乗り続ける場合でも、面倒な交換を頼める場合があります。

(かりんちゃん)タイヤを自分で交換すれば費用の節約になりますね。

(めぐみさん)タイヤ交換は慣れてしまえばそれほど難しくありませんしね。

合計文字数:1,000文字

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記事タイトル:車の購入をキャンセルする場合の注意点

H2:導入(150文字以下)

車の購入は高額の買い物であり、事情が変わってキャンセルしたいというケースもあるでしょう。この記事では、車の購入をキャンセルできる条件や注意点、キャンセルできない場合の対処法について解説します。

(かりんちゃん)車の購入は大きな金額が動くことから、キャンセルできるかどうかは重大事ですね。

(めぐみさん)そのとおりですね。キャンセルできる場合とできない場合、その他の注意点をしっかりと確認しておきましょう。

H2:車の購入をキャンセルできる4つの条件

車の購入をキャンセルできるかどうかは、以下に示す4つの条件のいずれかに合致するか否かによります。

H3:【条件1】売買契約書に規定がある

車の購入をキャンセルできる条件のひとつが売買契約書の規定です。契約内容は法令や公序良俗に反しない限り当事者の自由となっており、キャンセルについての規定を置くこともできます。キャンセルできるケースとして規定されている条件に当てはまっていれば、キャンセル可能です。

H3:【条件2】契約確定前である

売買契約が確定する前であれば車の購入をキャンセルできます。契約の確定前ということは、そもそも契約が成立していないわけです。したがって、キャンセルという文言が妥当ではないかもしれません。キャンセルすべき契約が存在しないためです。

ただし、契約の成立時期の基準をどこに置くかについてはしっかりと確認しておく必要があります。一般的に車の売買契約が成立する日は、以下に示す3つのうちもっとも早い日です。

・購入者名義にする変更登録があった日

・購入者の要望する仕様にする作業に販売者が着手した日

・車両の引き渡し(納車)日

上記の時期に契約が成立することは、注文書等の書面に明示されているのが通常であり、当事者間の合意があったものと考えられます。契約成立の時期は必ずしも上記に限られず、契約成立時期に関する記載がない場合などでは、総合的な判断によって決まるものです。また、通常クレジット契約で購入する場合には、約款によりクレジット契約の成立が必須となります。

H3:【条件3】瑕疵(かし)が発覚した場合

車の購入後に瑕疵(キズ)が発覚した場合にはキャンセルが可能です。2020年4月1日に改正法が施行された民法では、それまでの隠れた瑕疵を対象としていた瑕疵担保責任から契約不適合責任に変更されています。契約のキャンセル、損害賠償請求に加え、履行の追完請求や代金の減額請求も可能です。車に契約内容と異なる点があった場合に対象となります。

H3:【条件4】未成年の契約

車の購入者が未成年者であった場合は取り消し、つまりキャンセルが可能です。未成年者は民法上の制限能力者であり、車の購入契約という小遣いの範囲を超えた法律行為を行うには法定代理人(一般に親)の同意が必要で、同意なく単独で行った場合は取り消せます。

取り消された未成年者の売買契約は他のキャンセルのケースとは異なり、未成年者の側が受け取った商品等についての返還は現存する利益の範囲でよく、支払い義務は免れ、支払った代金等の返還を受けられるという強力なものです。

(かりんちゃん)契約が成立した後でのキャンセルは難しい場合が多いのですね。

(めぐみさん)そうですね。注文書や契約書に記載されているキャンセルについての規定を確認することが大切です。

H2:車の購入はクーリングオフが適用できない理由

商品やサービスの購入時にクーリングオフが適用されるケースがありますが、車の購入にはクーリングオフの適用がありません。その理由を解説します。

H3:そもそもクーリングオフとは?

車の購入にクーリングオフ(クーリング・オフ)が適用できない理由を理解するためには、クーリングオフ制度について知ることが必要です。

クーリングオフとは、一定期間内なら無条件で消費者側から契約を解除できる消費者保護のルールです。以下に示す取引について、特定商取引法が定めています。

・訪問販売

・電話勧誘販売

・連鎖販売取引

・業務提供誘引販売取引

・特定継続的役務提供

・訪問購入

これらの取引には、消費者側からはたらきかけたものではない、じっくりと検討する余裕がないといった傾向がみられます。そのため、法定書面を受け取ってから8日間(連鎖販売取引と業務提供誘引販売取引については20日間)の熟慮期間を設け、この期間内であれば無条件の解約を認めているのです。

このうち、車のセールス手法として存在しているのが訪問販売と電話勧誘販売です。しかし、車の購入にはクーリングオフの適用がありません。

H3:車は考えなしで買う商品ではない

車を購入するキッカケが訪問販売や電話勧誘販売だったとしても、よく考えずに車を買う人はいないと考えられます。また、多くのケースで実車を見たり試乗したりするために営業所やショールームを訪れるものです。契約締結時には、細かい条件の説明を受け、十分に検討して納得した上で購入することになるため、クーリングオフの対象にはなっていません。

(かりんちゃん)たしかに車を買うときはディーラーなどの店舗へ出向きますね。

H2:車のローンはキャンセルできる?

車のローンを利用して購入する場合、購入をやめるためにローンのキャンセルができるかといえば、ローン契約が成立する前であれば可能です。ディーラーローンはクレジット契約であり、契約の成立時期は主として次の2つとなっています。

・ローン会社が販売店に承諾を通知したとき

・販売店がローン会社に立替払いの契約を申し込んだとき

したがって、審査が終了して販売店にOKが出ていればキャンセルは難しいでしょう。

ディーラーローンではなく銀行など金融機関のマイカーローンの場合はどうでしょうか。こちらは車の購入とはリンクしていない金銭消費貸借契約であり、融資が実行されるまでの間であればキャンセル可能です。ただし、審査通過後のキャンセルでは、事務手続きにかかった費用の負担が生じる可能性があります。

(かりんちゃん)ディーラーローンと銀行のマイカーローンはまったく異なる契約なのですね。

(めぐみさん)分割で支払うクレジット契約とお金を借りる契約の違いですね。

H2:車の購入をキャンセルする場合の注意点

車の購入をキャンセルする場合、状況によっては金銭の支払い義務が発生する可能性があります。前述の金融機関の金銭消費貸借契約を、融資の実行前にキャンセルする場合が好例です。

同様に、購入者の都合によりキャンセルする場合には、販売店が受けた損害の賠償を求められる可能性があります。といっても、車の価格の10%程度で収まるケースが一般的です。法外な請求を受けた場合は公的機関や弁護士等に相談するとよいでしょう。

キャンセルする意志が固まったら、速やかに連絡する必要があります。遅くなればなるほど、車の準備を含めて手続きが進んでしまうためです。通常ならキャンセルできない場合でも、早めに連絡すればキャンセルに応じてもらえるかもしれません。

H2:キャンセルできない場合は車一括査定サイトを利用して高値で売却するしかない

キャンセルできない場合は納車された車を一刻も早く売却するべきだといえます。不要な車を置いておけば維持費がかかるだけでなく、車自体の価値も下がってしまうためです。少しでも高く売れるよう、車一括査定サイトを利用して売却しましょう。

(かりんちゃん)キャンセルも売却も素早い決断と実行が求められるのですね。

合計文字数:3,000文字

<18記事目>

記事タイトル:パワーステアリングの故障原因と修理費用

H2:導入(150文字以下)

低速走行時のハンドル回しを楽にしてくれるパワーステアリング。故障してしまったら大変です。この記事ではパワーステアリングの故障原因と修理費用の目安について解説します。

(かりんちゃん)パワーステアリングは車の運転になくてはならないものですね。

(めぐみさん)そうですね。パワーステアリングは高価な機構だけに、故障原因や修理費用にも目を向けておくとよいでしょう。

H2:パワーステアリングとは

パワーステアリングとは小さな力で操作できるハンドル、ステアリングのことです。現在の自動車では主流となっています。昔のハンドルを知る人からは、パワーテアリングの登場は画期的なことであり、運転が非常に楽になった記憶があるといわれるほど優れた機構です。

H3:低速時の操縦をアシストする機構

自動車が高速走行しているときはタイヤと地面の接触による摩擦が小さくなり、ハンドル操作に大きな力は必要ありません。しかし、停止しているときや低速走行時には摩擦が大きくなるため、ハンドルを回すために大きな力が必要になります。このとき、小さな力で操縦ができるようにアシストする機構がパワーステアリングです。

パワーステアリングのおかげで、力の弱い女性や高齢者でも難なく自動車の運転ができるといっても過言ではないでしょう。

H3:キックバック現象の緩和

パワーステアリングには、ハンドル操作のアシストだけでなく、車輪が受けた衝撃が運転手に伝わるキックバック現象を緩和する役割もあります。

H3:パワーステアリングの種類は2つ

パワーステアリングには2つの種類があります。

・油圧式パワーステアリング

・電動式パワーステアリング

油圧式とは、ガソリンエンジンを動力源として動くパワーステアリングです。エンジン出力によって油圧ポンプを回しています。

(油圧式パワーステアリングのメリット)

・長く使われている技術で実績がある

・高い信頼性と低コスト

・大型車の操縦にも適しており滑らかな走りができる

(油圧式パワーステアリングのデメリット)

・エンジンを切っているときは作動しない

・低速走行時や停車時に効果が低いときがある

・燃費が悪くなる

電動式パワーステアリングは電気モーターを動力源としています。油圧式よりも燃費への影響が少なく、現在の主流です。

(かりんちゃん)パワーステアリングがハンドル操作をアシストするだけでなく、地面から伝わる衝撃をやわらげてくれるものだとは知りませんでした。

(電動式パワーステアリングのメリット)

・エンジンを切っているときでも作動する

・油圧式に比べてコンパクトにできる

・車種ごとに専用部品を作る必要がない

(電動式パワーステアリングのデメリット)

・油圧式ほどのパワーがない

・バッテリーパワーが要求させる

・油圧式に比べて走りの滑らかさがない

H2:パワーステアリングの故障原因

パワーステアリングの故障原因は油圧式と電動式で異なります。

H3:油圧式パワーステアリングの故障原因

油圧式パワーステアリングの主な故障原因は以下のとおりです。

・油圧ポンプの劣化や故障

・ベルトの破損

・オイル(パワーステアリングフルード)不足

H3:電動式パワーステアリングの故障原因

電動式パワーステアリングの主な故障原因は以下のとおりです。

・電気モーターの故障

・ECUの故障

・ギアボックスの故障

H2:パワーステアリングの修理費用

パワーステアリングの修理費用は電動式パワーステアリングのほうが高めになる傾向があります。

H3:油圧式パワーステアリングの修理費用

油圧式パワーステアリングの修理費用の目安を以下に示します。

・油圧ポンプの交換・修理…3万~7万円

・ベルトの修理・交換…数千~1万円

・オイル不足・オイル漏れ修理…数百~数千円

H3:電動式パワーステアリングの修理費用

電動式パワーステアリングを修理する費用の目安は以下のとおりです。

・電気モーターの修理・交換…5万~30万円

・ECUの修理…5万~10万円

・ギアボックスの故障…3万~4万円

(かりんちゃん)電動式パワーステアリングの修理費用は桁が違いますね。

(めぐみさん)コンピュータやセンサー類が搭載されたハイテクなパワーステアリングが電動式ですからね。

H2:修理の前に査定に出すメリット

パワーステアリングが故障したら、修理の前に査定に出すことをおすすめします。

パワーステアリングが故障すると修理にお金がかかるだけでなく、車に乗れなくなります。しかし、そうそう故障するわけではありません。長く乗っていたり走行距離が多くなったりするとリスクが高まります。

したがって、パワーステアリングが故障したときは、車自体が傷んでいたり古くなっていたりする可能性が大です。せっかくお金をかけて修理しても、すぐに別の修理が必要になったり、結局売ってしまったりということにもなりかねないため、修理前に査定に出すメリットは大きいといえるでしょう。

査定に出しても必ず売らなければならないわけではありません。修理だけを依頼できるケースもあります。

(かりんちゃん)パワーステアリングが故障したときは査定に出す!これを忘れないようにします。

合計文字数:2,000文字

<19記事目>

記事タイトル:カーリースと車購入、どっちがお得なの?

H2:導入(150文字以下)

自分の車を持ちたいとき、導入方法は大きく2通りあります。車を購入する方法とカーリースを利用する方法です。この記事では、カーリースと車の購入ではどちらがお得なのかを解説します。

(かりんちゃん)カーリースは購入と違うのですか?

(めぐみさん)カーリースは車を借りる仕組みです。

H2:カーリースとは

カーリースとは、自分が欲しい車をカーリースの取扱い会社を通じて借りる仕組みのことです。車を借りる点ではレンタカーと同じですが、自分専用の車を契約期間中ずっと占有できる点で、レンタカーとはまったく異なります。

H3:カーリースでは所有権がリース会社にある

車を購入するのはリース会社であり、所有権もリース会社にあります。自分で車を購入するわけではないため、所有者としての義務は生じません。とはいえ、費用負担的には所有者である場合と大きな違いはないでしょう。各種費用を別で払うかコミコミで払うかが違うだけで、リース会社が負担してくれるわけではないためです。

H3:カーリースの料金設定

現在のカーリースでは、車の代金全額からある程度大きな金額を差し引いたものと、リース会社の手数料等を毎月の利用料として支払う契約が主流です。数年で買い替えられることが多い車の特性に合った契約形態といえます。この差し引いた金額は残価と呼ばれ、この契約形態が残価設定方式です。

残価設定方式における残価の計算は、基本的にはリース期間終了時点における車の価値を想定したものとなります。ただし、必ずそうなるわけではありません。残価を多めに設定することで毎月の利用料金を低く抑えることができます。そうすることで、より多くの人が利用しやすくなり、リース会社にとってもメリットが大きくなるためです。

残価設定方式の契約では、主に2種類の方式が使われています。

・オープンエンド方式

オープンエンド方式とは、契約期間の終了時に借り手が残価を清算する義務を負う契約形態です。残価の設定は両者合意のうえで行われ、借り手は当然に残価がいくらかを知っています。清算する金額は、設定上の残価と実際の残存価値の差額です。

しかし、毎月の支払いを軽くするために残価を高くし過ぎると、リースが終わったときに差額が大きくなる懸念があります。そうなると、清算するお金が用意できないといった事態が起こりかねない点に注意が必要です。残価が実際の価値を下回っている場合は、差額を受け取ることになります。

清算した車はリース会社への返却が基本です。清算を回避する方法としては、再リースと残価での買取りがあります。

・クローズドエンド方式

クローズドエンド方式とは、残価を清算しない契約方式です。残価の設定はリース会社が行い、借り手には公開されません。車の価値が大きく下がる場合に備え、リース会社は残価を低く設定するケースが多いといわれています。リース期間が終わったときに、車を返却するか再リースを選べる点はオープンエンド方式と一緒ですが、残価で買い取ることはできません。

(かりんちゃん)毎月の利用料金の安さをとるか、残価清算がない気楽さをとるかが問題ですね。

(めぐみさん)数年先のことがわかっていればよいのでしょうけどね。

H2:カーリースと車購入を徹底比較

新車のカーリースと車購入について、さまざまな角度から徹底比較してみましょう。

項目 カーリース 車購入
車選び 自由 自由
オプション設定 自由 自由
車の購入者 リース会社 自分
車の所有者 リース会社 自分(ローン中は除く)
手続きや管理 リース会社 自分
初期費用 とくになし ローンの場合は頭金等
維持費 コミコミ 必要に応じて負担
カスタマイズ できない 自由
走行距離制限 一般的にアリ なし
乗り換え 条件アリ 基本的に自由

カーリースで乗り換えをしたい場合は中途解約することになります。その際、残っている期間分のリース料金を一括して支払わなければなりません。車購入の場合、ローン支払い中の所有者はクレジット会社またはディーラーです。完済後に名義変更することで所有者となります。ローン支払い中に勝手に乗り換えることはできません。残債務を一括弁済して所有者になれば売却も可能です。

H2:カーリースが向いているケースと車購入が向いているケース

カーリースが向いているケースと車購入が向いているケースは意外とハッキリしています。以下でそれぞれ確認しておきましょう。

H3:カーリースが向いているケース

・まとまったお金を使わずに好きな車を迎え入れたい

・車にかかる費用を平準化したい

・面倒な手続きをお任せしたい

・必要な年数だけ乗れれば後は不要

・走行距離はほどほど

H3:車購入が向いているケース

・乗り換え頻度が低い

・好きな車を所有したい

・気が向いたときにカスタマイズしたい

・走行距離が多い

・いつでも売却したい

(かりんちゃん)手軽に数年で乗り換えるならカーリース、お気に入りの車に長く乗るなら購入ですね。

(めぐみさん)自分のライフスタイルに合わせた選択が重要になりますね。

合計文字数:2,000文字

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記事タイトル:親から車をもらうと贈与税がかかるって知っていましたか?

H2:導入(150文字以下)

入学祝いで親から車をもらった、就職祝いに親に車を買ってもらったという話はよくあることです。しかし、車をもらって喜んでばかりはいられません。なぜなら、贈与税がかかる場合があるためです。

(かりんちゃん)親から車をもらうと税金がかかるなんて知りませんでした。税金が高額だと払えないかもしれません。

(めぐみさん)贈与税は必ずかかるわけではありません。課税の仕組みをチェックしておきましょう。

H2:贈与税がかかる条件

親だけでなく、誰かに車をもらったり買ってもらったりすると、贈与税がかかるケースがあります。車の購入資金をもらう場合も同様です。贈与税の根拠は相続税法にあります。

贈与税がかかる可能性があるのは、1月1日~12月31日の間に、他人から贈与された財産の額が合計で110万円を超えるときで、確定申告が必要です。贈与の基礎控除額が110万円となっているため、合計額が110万円以下であれば贈与税がかかることはなく、申告の必要もありません。これを暦年課税といいます。

18歳以上の人が親から贈与を受けた財産は特例贈与財産と呼ばれ、税額計算に用いる税率は特例税率です。特例税率は一般税率よりもお得になっています。

H3:18歳以上で親から100万円の軽自動車をもらった場合

ある年に親から100万円の軽自動車をもらい、その年は他に誰からもお金や財産と呼べるものをもらわなかったとすれば、贈与税はかかりません。

・贈与を受けた合計額…100万円

・基礎控除額…110万円

・差し引き…マイナス10万円

・課税価格…0円

・贈与税額…0円

H3:18歳以上で親から250万円のSUVをもらった場合

その年に他には贈与を受けていない場合、SUV分の贈与税がかかります。

・贈与を受けた合計額…250万円

・基礎控除額…110万円

・差し引き…140万円

・課税価格…140万円

・贈与税額…14万円(税率10%)

※一般税率の場合も同額です。

H3:18歳以上で親から150万円のコンパクトカーをもらった場合

その年に他には現金で300万円の贈与を受けている場合、合算されて贈与税がかかります。

・贈与を受けた合計額…450万円

・基礎控除額…110万円

・差し引き…340万円

・課税価格…340円

・控除額…10万円(課税価格に応じた控除額が設定されています)

・贈与税額…41万円(税率15%)

※一般税率の場合は20%税率で控除額25万円のため、税額が43万円となります。

(かりんちゃん)110万円を超える車をもらったときは、安くても数万円の贈与税がかかると考えていたほうがよさそうですね。

H2:贈与税を支払わなかったらどうなるの?

贈与税を支払わなかった場合でも、うっかり忘れていた、間に合わなかったというケースでは罪に問われることはありません。しかし、故意に支払わなければ、それは脱税と呼ばれる犯罪行為です。また、犯罪ではなくても加算税が待っています。

H3:刑事責任

相続税法の第68条第1項には以下の規定があります。

「偽りその他不正の行為により相続税又は贈与税を免れた者は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」

脱税した額や悪質さの程度によって処分は変わりますが、最悪の場合は10年間刑務所に入れられて、1,000万円の罰金まで取られるということです。

H3:税のペナルティ

刑事事件にはならなかったとしても、税のペナルティは免れないでしょう。

・無申告加算税…するべき申告をしなかった場合に税額50万円までの部分は15%、超える部分は20%が加算されます。税務調査前の自主的な期限後申告のケースでは5%に軽減。ただし、税務調査の事前通知後は10または15%です。

・過少申告加算税…税額が間違っており指摘を受けて修正申告をした場合、新たに納めることになった税額の10%が加算されます。税務調査前なら加算なしです。税務調査の事前通知後は50万円までの部分は5%、超える部分は10%が加算されます。

・重加算税…無申告加算税や過少申告加算税が加算される場合で、所得隠しや帳簿改ざんなどをした場合の加算税です。無申告加算税に代えて税額の40%が、過少申告加算税に代えて35%が加算されます。

・延滞税…納税が遅れたことに対する利息的な加算です。

(かりんちゃん)うっかりでも加算税がかかるのですね。

H2:今すぐ車を査定に出して110万円以下か超かを確認しよう!

もらう車が目の前にあるなら、すぐに査定に出しましょう。その車が110万円以下なら安心してもらえます。110万円を超えていれば、税金の用意をするとともに、翌年2月半ばからの確定申告を忘れないようにしましょう。

(かりんちゃん)確定申告の期間は1ヶ月しかないので注意が必要ですね。

合計文字数:1,500文字

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記事タイトル:車の修理費用はいくら?修理費用が高額な場合は売却の検討を

H2:導入(150文字以下)

車も長く乗っているとさまざまな不具合が生じるものです。その都度、修理をしながら乗り続けていると、トータルでは修理代が思わぬ高額になっていることも。この記事では車の修理費用にスポットを当てて解説します。

(かりんちゃん)車の修理費用はケースバイケースですよね?

(めぐみさん)そうですね。故障の内容によってある程度の目安はありますね。

H2:車の部位別の修理費用と修理期間

車の修理費用と修理期間の目安を部位別に紹介します。

H3:車の部位別の修理費用

修理箇所 修理費用(塗装または板金塗装) 修理費用

(部品修理または交換)

エンジン 300,000~700,000円
バッテリー 30,000~40,000円
タイヤ 20,000~80,000円
エアコン 10,000~20,0000円
フレーム 100,000~1,000,000円
ボンネット 30,000~50,000円 50,000~120,000円
ドア 20,000~60,000円 100,000~150,000円
バンパー 10,000~50,000円 80,000~200,000円
サイドミラー 5,000円 5,000~35,000円
フェンダー 30,000~60,000円 60,000~150,000円

※修理費用には工賃と材料・部品代を含みます。

エンジンの換装やボディの板金塗装などは業者に任せるしかありませんが、バッテリー交換やタイヤ交換は自分で行う人が少なくありません。正確な作業が求められますが、難易度自体はそこまで高くないため、チャレンジしてみる価値はあるかもしれません。ただし、バッテリーやタイヤ交換の工賃部分はわずかな金額であることがほとんどで、手間に見合う節約になるかどうかは人によるでしょう。

同様に、ボディの小さなキズは自分で塗装するという人も少なくありません。しかし、塗り方がまずいとキズを広げる結果になりかねないため注意が必要です。

H3:車の部位別の修理期間

車の部位別の修理期間は概ね以下のようになっています。

・バンパーなどの板金塗装修理…2~3日

・ドアなどの板金塗装修理…3~5日

・部品交換を含む修理…1週間前後

軽微な塗装であれば即日完了のケースも少なくありません。修理期間で注意したいのは、修理そのものにかかる時間は短くても、交換部品が届くまでに時間がかかる場合がある点です。また、修理工場の混雑状況にも影響を受けます。

(かりんちゃん)修理費用もそうですが、修理中は車に乗れないのが痛いですね。

(めぐみさん)保険で代車費用が出る場合もあるので、確認しておきましょう。

H2:修理費用が高額な場合は売却の検討を

ちょっとした修理なら迷わず実行するとしても、高額になりそうな場合は車の売却も検討してみましょう。とくに何年も乗っている車であれば、また次の修理箇所が発生する可能性が高いといえます。修理費用がかさむことを考えれば、売却して買い替えたほうがよいかもしれません。査定額が思っていたよりも安い場合は売らない選択が可能です。査定を依頼した買取業者が修理を受けてくれるなら、声をかける手間が省けます。

(かりんちゃん)修理をするか売却するかは査定額次第ですね。

(めぐみさん)できるだけ高い査定を目指すなら、条件に合った複数の買取業者の査定を受けられる車一括査定サイトを利用しましょう。

合計文字数:1,200文字

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めぐみ編集長
編集長のめぐみです。私は中古車販売店で働く35歳会社員です。車に乗るのが趣味で、いろんな車に乗るうちに車の買取に出す方法についてもノウハウを学びました。さまざまなタイプの車査定サイトの特徴や比較など、どんな手段で売れば高価買取を実現できるのか売却や査定に関する知識やスキルを身につけている最中です。

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